その7 【県警の黒い闇編】 ページ8
上原さんの言った通りで、車の停めてある場所からほんの数分で着いた。有名な信玄と謙信の像の前には先客がいた。家族かな？
？「ねえ！あれって何っていう作戦だっけ？ホラ、この戦で使われた作戦で鳥の名前が付いた…」
？「梟の計略とかじゃなかったか？」
上「啄木鳥…啄木鳥戦法よ、蘭ちゃん」
？「由依刑事！」
えっ、上原さんのお知り合い？大和警部も諸伏警部も驚いてないってことは、3人の共通の知り合い？世間狭くないか⁉
上原さんが女子高生らしき女の子に啄木鳥戦法の解説を始めたので、私は解説を聞きながらこの家族を観察することにした。女子高生と賢そうな小学生と、あれ？このおじさんてもしかしてあの有名な…
諸「残念な作戦ですけどね…」
敢「俺が考えたわけじゃねぇって言ってんだろーが！」
あーまただ。諸伏警部が、大和警部がイラつきそうなことをわざと言って怒らせるというやり取りをこの１週間の間に何回も見た。せっかく紳士なのに。
？「どうしたんですか、3人で…」
？「事件か？」
上「いえ…この近くで聞きこみをやっててその帰りに寄ったんです。大和警部が来たことないって言ってたから一度連れて来ようと思って。」
？「ねえ、そのお姉さん誰？」
小学生のボウヤが私を指さしながら言った。人を指さしちゃダメって教わらなかったの？
上「ああ、この子は羽田Aちゃんよ。１週間前に長野に来たの。」
『はじめまして、長野県警の羽田Aです。』
蘭「刑事さんだったんですね！私は毛利蘭です。こちらが父の…お父さんどうしたの？」
小五郎「う、うつくしい…」
『え…？』
蘭さんのお父さん(おそらく毛利小五郎氏)が私を見つめたまま固まってしまった。と思いきや近づいてきて私の手を取って語りだした。なんかさっきと顔つき違うような。
小「私は毛利小五郎という者で私立探偵をやってます。全国で数々の難事件を解決している名探偵ですのでAさんもご存知かと思います。」
『ええ、もちろん知っています！こんなところで毛利さんとお会いできるなんて光栄です！』
小「いやぁ、私の方こそこんな美人なAさんにお会いできて嬉しいかぎりです！こちらは東都の米花町にある探偵事務所の住所です。何かご依頼があればぜひこの毛利小五郎におまかせあれ！」
蘭「もぉ、お父さんっ！」
毛利探偵から金色の名刺を渡された。名刺を丁寧に警察手帳に挟んでいると、下の方から視線を感じた。小学生のボウヤだ。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rai - イベント参加ありがとうございますとても嬉しいですこの作品も読みました大好きで！これからの作品頑張って下さい！ (2020年8月26日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
小恋 - 番外編 職務怠慢の所、羽田さんは太閤名人だと思います (2020年6月1日 2時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます！降谷さんはもう少ししたら出てきます。ヒロインが東京にいるうちには再会します！その前にお兄さんと再会ですね(^-^) (2019年5月3日 21時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！この作品が楽しみで毎日楽しみにしてます！降谷さんとはどの話で再会するんですか？更新応援してます！ (2019年5月3日 13時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年4月18日 19時
