その35【恋と推理の剣道大会編】 ページ37
沖「優勝するゆう事はオレに勝たはるつもりやと思てええんかなぁ？」
平「当たり前じゃボケ！」
沖「ほんなら試合まで待たんでもええ。ここで片、付けようないか？」
平「そらうれしいなァ。有り難山のホトトギスやで。」
平次くんと沖田くんが勝負を始めようとする。そんなことするより早く事件解いて決勝戦で正式に戦ったほうが和葉ちゃんも喜ぶと思うよ。
佐「待ちなさい！」
佐藤さんが平次くんと沖田くんの間に入り、二人の竹刀は佐藤さんの首ぎりぎりのところで止まった。佐藤さん度胸あるなあ、憧れる。
佐「試合時間までにこの殺人事件を解決できるんなら、大会を中止にしないであげてもいいわよ？」
おいおい、解決するのは私たち警察の役目でしょうが！
コ「それで？あのトイレの中からカッターナイフは見つかったの？」
高「いや、まだ…」
カッターナイフ…被害者である抜谷さんの切られた首を見るに、これはカッターナイフで切った跡ではないと思われる。いくら太いカッターナイフで遠心力を使って切ったとしても、こんなにざっくりいくとは思えない。
そもそも、カッターナイフが血で汚れて切れなくなったというのも意味がわからない。血で汚れたんなら拭いたらいいし、審判員がカッターナイフを使う場面はないはず。とすると、凶器はカッターナイフではない、他の何かの可能性が高い。
佐「じゃあ荷物チェックさせてもらうわよ？まずはあなたの竹刀袋から！」
法「は、はい。」
一番疑わしい法村さんの竹刀袋。ここで証拠を見つければ犯人確定なんだけど…
鑑識「入っていた二本の竹刀をバラしてみましたが、カッターナイフはありませんでした。」
バラした竹刀を見てみると、一本の竹だけ妙に端が欠けている。
『そうだ、捨てられた防具と道着も確認しないと！』
鑑識さんが回収した防具と道着についた血痕を観察しようと思ったが、誰かが着ているところを見てみないと、どういうふうに返り血が付いているかわからない。私が着るわけにもいかないし…
『あ、沖田くん！ちょっといい？』
沖「ん？なんや？」
『この防具と道着を付けてほしいんだけどいいかな？これ、沖田くんの学校のなんでしょ？手袋貸すからトイレの裏で着替えて来て。お願い！』
沖「ああ、ええよ！」
定森さんや横手さんの荷物もチェックしたが、目ぼしい凶器は持っていなかった。それから、3人の証言では防具を捨てる音の後に何かを削るような音も聞こえたらしい。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rai - イベント参加ありがとうございますとても嬉しいですこの作品も読みました大好きで！これからの作品頑張って下さい！ (2020年8月26日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
小恋 - 番外編 職務怠慢の所、羽田さんは太閤名人だと思います (2020年6月1日 2時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます！降谷さんはもう少ししたら出てきます。ヒロインが東京にいるうちには再会します！その前にお兄さんと再会ですね(^-^) (2019年5月3日 21時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！この作品が楽しみで毎日楽しみにしてます！降谷さんとはどの話で再会するんですか？更新応援してます！ (2019年5月3日 13時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年4月18日 19時
