その20【過去編・馴れ初め】 ページ21
《Aside》
図書館でぶつかった人、諸伏景光さんの名前が電話帳に追加された。電車で声をかけられた時は正直怖かった。私の名前も知ってるし、もしかしたら「昨日はよくもぶつかったな」とか怒られると思ってた。でも私の予想とは裏腹にとても優しい人だった。
それから何回か学校や電車で見かけることがあり、一緒に登下校することもあった。だが、諸伏さんと二人ではなく何故か金髪イケメンさん、もとい降谷零さんも一緒に。
私はこの降谷さんを知っている。クラス中の女子が「２年生に超イケメンがいる！」と騒ぐので友達につれられて見てみると、まさかの褐色の肌に金髪だったからよく覚えている。
諸伏さんと降谷さんは親友らしいし、私は別に３人で登下校するのは嫌ではない。でも周囲はそれを許さないみたいで、私が降谷さんに言い寄ってると炎上しかけたこともある。
時は流れてもうすぐ夏休み。休みに入るとすぐに大会があるから部活も遅くまで練習が続いた。(ちなみに部活は剣道部)
『諸伏さんからメール…』
メールには「今日は一緒に帰れそう、校門で待ってるね」と書かれていた。諸伏さんを待たせてはいけないから早めに制服に着替えて部室を出ると、剣道部の部長に呼び止められた。
部長「Aちゃん、ちょっといいかな。話があるんだ。」
『はい。(大会のことかな。待ち合わせまでまだ時間あるし。)』
部長の後をついていき道場の裏側に来た。
部「Aちゃん、俺、Aちゃんのことが好きなんだ。俺と付き合ってくれないかな？」
部長から告白された。部長は降谷さんに負けないくらいイケメンで部員からも慕われる優しい先輩だった。
『ごめんなさい。お断りします。』
部「なんで？Aちゃん彼氏いないでしょ？断る理由があるなら言ってほしいな。」
『先輩、彼女つくってはすぐに別れ、また別の人を彼女にするというのを繰り返してますよね。』
部「さすが学年１位なだけあってよく知ってるね。あいつらとは遊びで付き合ってやってるだけだ。１回ヤったら充分だからね。」
『そんなにすぐに別れるような人とは付き合いたくないです。もう遅いので帰ります。お疲れ様でした。』
後ろを向きその場を立ち去ろうとすると、部長に手首をつかまれそのまま壁に叩きつけられた。
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昨日はこの話を書きながらゼロの執行人見てたら寝落ちしてました…
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Rai - イベント参加ありがとうございますとても嬉しいですこの作品も読みました大好きで！これからの作品頑張って下さい！ (2020年8月26日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
小恋 - 番外編 職務怠慢の所、羽田さんは太閤名人だと思います (2020年6月1日 2時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます！降谷さんはもう少ししたら出てきます。ヒロインが東京にいるうちには再会します！その前にお兄さんと再会ですね(^-^) (2019年5月3日 21時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！この作品が楽しみで毎日楽しみにしてます！降谷さんとはどの話で再会するんですか？更新応援してます！ (2019年5月3日 13時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年4月18日 19時
