その15【県警の黒い闇編】 ページ16
今回は私も同行していいと言われたので一課長に続いてパトカーに乗り込んだ。さっき通りすぎた上原さんは先に一人で行ってしまったらしい。
妻女山に着くと、ちょうど諸伏警部の車の前で大和警部と秋山さんが対峙していた。なるほど、トランクに隠れていたのか。
敢「止めろ秋山。お前に勝ち目はねぇ。」
秋「フン。その盾でどこまでかわせますかねぇ。」
一課長が機動隊に合図を送り電気をつけた。
敢「お前はもうとっくに包囲されてんだよ！」
秋「いつの間に⁉」
諸「鞭声粛々、夜 河を渡る。啄木鳥戦法の裏をかいた上杉謙信のように、ひっそりと音も立てずにあなたに詰め寄り見張っていたんですよ。」
黒「大和の居場所を臭わせれば必ず動くと踏んでな。」
黒田一課長も諸伏警部もそんなに前からこの作戦を考えていたなんて長野県警は優秀だな。マロニーくんなんて高校生探偵に手柄とられちゃってたのに。
黒「確保ォ！！」
一課長の一声で秋山さんは捕らえられ、気絶していた三枝警部も助けだされて、二人ともパトカーに乗せられた。
上「敢ちゃん、大丈夫？」
敢「ああ、何ともねぇよ。」
上「もォ、心配しちゃったじゃない！」
上原さんはこの作戦を知らされていなかったみたい。だからあの時諸伏警部は上原さんに聞かれると困るって言ってたのか。
上「どーせバツイチ女に心配されたくはないでしょうけど//」
敢「バーカ。バツなら俺の顔にも付いてるぜ？でっけー啄木鳥の足跡がな。だからまぁ、気にする事はねぇよ…//」
何この二人、めっちゃいい感じじゃん。薄々気付いてたけど絶対お互い好きでしょ。
敢「しかし腹減ったな。蕎麦でも食って帰るか？」
上「そうね。信州蕎麦でも食べましょう！」
諸「いや、僕はパスタで。」
敢「じゃあお前一人で食っとけ！」
上「Aちゃんはどうする？」
『諸伏警部には悪いですけど、私も信州蕎麦食べたいです。』
大和警部と上原さんを二人きりにしてあげたいところだけど、私は今諸伏警部と二人きりになりたくない。さっきあんなことされたばかりだから意識してしまう。
結局4人で信州蕎麦を食べて帰ることになり、連続殺人事件は幕を閉じた。
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ようやく県警の黒い闇編が終わりました！やっぱり原作に混ぜ込むのは難しいですね…
(おまけ)
諸「敢助君、車の修理代は払ってもらいますよ。」
敢「なんで俺が払わなきゃなんねぇんだよ！」
『(なんだかんだ仲いいじゃん。)』
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rai - イベント参加ありがとうございますとても嬉しいですこの作品も読みました大好きで！これからの作品頑張って下さい！ (2020年8月26日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
小恋 - 番外編 職務怠慢の所、羽田さんは太閤名人だと思います (2020年6月1日 2時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます！降谷さんはもう少ししたら出てきます。ヒロインが東京にいるうちには再会します！その前にお兄さんと再会ですね(^-^) (2019年5月3日 21時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！この作品が楽しみで毎日楽しみにしてます！降谷さんとはどの話で再会するんですか？更新応援してます！ (2019年5月3日 13時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年4月18日 19時
