その46 ページ48
翌日、起きたら蘭ちゃんとの待ち合わせの時間がせまっていた。
『寝過ごした！ポアロの場所調べてない！』
待ち合わせ時間の15分前には着いておきたい性格の私は急いで支度をしてタクシーに乗った。
『米花町5丁目の毛利探偵事務所まで。』
運転手に目的地を告げしばらくすると、窓ガラスに大きく毛利探偵事務所と書かれたビルの前に到着した。
『ここが毛利さんの探偵事務所か。』
1階には確かにポアロと書かれた看板があるから待ち合わせ場所はここで間違いない。openの札がかかったドアを開いた。
？「いらっしゃいま…！」
『えっ…』
ガチャーン
思考が停止した。目の前には私のよく知った顔の人物がいる。なぜあなたがここに？
？「安室さん、大丈夫ですか⁉」
女性の店員さんの声で我に返る。どうやら降谷さんらしき人物はお皿を落としたらしい。
安室さんて呼ばれてたしもしかしたらそっくりさんかもしれない。いや、大人の事情で名字が変わっただけかも。
蘭「A警部ー、こっちです！」
呼ばれた方を向くとテーブル席に蘭ちゃんとコナンくんとカチューシャの女の子が座っていた。
『遅れてごめんね、蘭ちゃん。コナンくんは昨日ぶりだね。』
蘭「私たちが早く来すぎたので。あ、紹介します。友達の園子です。」
園「はじめまして。鈴木園子です。蘭から美人な刑事さんがいるって聞いてぜひ会ってみたくて来ちゃいました！」
『長野県警の羽田Aです。美人じゃないですよ。』
？「へぇー、羽田Aさんていうんですか。」
『！！』
いつのまにか降谷さん似の人物が水を運んで来ていた。顔だけじゃなく声まで同じだなんて。
蘭「長野に旅行に行った時に知り合った刑事さんです。」
？「警察の方なんですか。僕はここでバイトしながら毛利先生の弟子をしている安室透です。ご注文はどうなさいますか？」
『あ、えっと、ちょっと待ってください。』
私を完全に他人扱いしている。名前も違ってたからやっぱり別人？ドッペルゲンガー？
コ「安室さん大丈夫？お皿落とすなんて珍しいね。」
安「ああ、ちょっと手が滑ってね。」
メニューを見ながら安室さんをチラ見する。どう見ても降谷さんだ。ドッペルゲンガーにしては似すぎてる。
『(あんなに優秀だった降谷さんが警察を辞めて喫茶店でバイトなんてありえない。何年も音沙汰がなかったから、きっとなにか重要な任務に就いていて名前を公にできない。とすると考えられるのは…)ハム…』
安・コ「！！」
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rai - イベント参加ありがとうございますとても嬉しいですこの作品も読みました大好きで！これからの作品頑張って下さい！ (2020年8月26日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
小恋 - 番外編 職務怠慢の所、羽田さんは太閤名人だと思います (2020年6月1日 2時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます！降谷さんはもう少ししたら出てきます。ヒロインが東京にいるうちには再会します！その前にお兄さんと再会ですね(^-^) (2019年5月3日 21時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！この作品が楽しみで毎日楽しみにしてます！降谷さんとはどの話で再会するんですか？更新応援してます！ (2019年5月3日 13時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年4月18日 19時
