その2 ページ3
《Aside》
長野県警に配属された。顔だけで人を麻痺させるぐらい強面の一課長さんから簡単に説明を受け、その後一課の皆さんにも紹介していただいた。
転校生みたいに自己紹介しないといけないのかなーやだなーとか思ってたけど、強面一課長さんもそういうのは好きじゃないのかな、超手短に終わった。
大和さんという方の班に入れって言われたけどどの人が大和さんなのかもちろん知らない。一課の皆さんがなにやら騒いでいるのをぼーっと眺めていると、美人なお姉さんが近づいてきた。
上「ねえ羽田さん、こっちよ！」
美人さんに連れられて部屋の隅の方へ行くと、これまた顔に傷のある松葉杖をついた人とハの字に口ひげをはやした礼儀正しそうな人がいた。ん？誰かに似てる…。
上「敢ちゃーん、連れてきたわよ！紹介するわね。私は上原由依、捜査一課の刑事よ。こっちの色黒で杖をついてる方が大和敢助警部、それからもう一人は諸伏高明警部よ。二人は幼馴染みでよく頭の切れる刑事だから頼りにしてね。」
敢「俺が大和だ。よろしくな。」
諸「姓は諸伏、字は高明と申します。何か分からないことがあれば遠慮なく聞いてください。」
諸伏…私はこの名字を知っている。私の大好きなあの人の名字。まさかあの人と同じ名字の人と出会うなんて予想だにしていなかった。
それに顔も似てる気がする。誰かに似てると思ったらあの人に似ていたのか。
上「羽田さん？どうかしたの？」
上原さんの声で我に返った。3人とも不思議そうな顔でこちらを見ている。そんなに見られたら穴が空いちゃう。
『あ、いえ、なんでもありません。これからよろしくお願いします。』
あいにく初対面の人に「ご兄弟いらっしゃいますか」なんて聞く勇気は持ち合わせていない。それにもし聞いて本当に兄弟だった時はどうしよう。あの人に重ねてしまいそう。
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Rai - イベント参加ありがとうございますとても嬉しいですこの作品も読みました大好きで！これからの作品頑張って下さい！ (2020年8月26日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
小恋 - 番外編 職務怠慢の所、羽田さんは太閤名人だと思います (2020年6月1日 2時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます！降谷さんはもう少ししたら出てきます。ヒロインが東京にいるうちには再会します！その前にお兄さんと再会ですね(^-^) (2019年5月3日 21時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！この作品が楽しみで毎日楽しみにしてます！降谷さんとはどの話で再会するんですか？更新応援してます！ (2019年5月3日 13時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年4月18日 19時
