雪男たちとの社内恋愛 (ページ41)

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それぞれの想いページ41

岩本side

Aからの休みます連絡。

からの、なんなんだこの空気。

向「なぁ聞いてる？しょっぴー！」

渡「…あー、うん………」

向「あかん全然聞いてへん…」

宮「ふっかこの書類なんだけど」

深「あーおっけやっとくやっとく！」

宮「…大丈夫？」

深「え〜？何が？」

宮「…いや」

何が起きたか分かんねぇけど、多分これAが関係してんな。

不意に阿部と目が合って、二人で抜けた。

「…って感じ」

「なるほどね」

阿部からざっくり聞いて何となく分かった。

いや、だとしても分かんないことが一つ。

あの感じだと目黒は別に何もなさそうだし、翔太は振られたっぽいし、だとしたらふっかは何？

「ふっか、ちょっと」

「…ん」

ふっかを呼び出して屋上に。

俺らの秘密のサボり場所。

「…で、何があった？」

「ええ？なんもないよー」

「いいから、しんどいときヘラヘラする癖あんのに今更俺に隠せると思ってんの？」

「…しょうがないんだって」

そこから俺はふっかの本心を聞いた。

こんな憔悴してるふっか見るのなんて、初めてかもしんない。

「…バカじゃんふっか」

「………」

「それほんとにAがそう思ってると思った？」

「…そう思ってると思ったのが半分と、そうじゃないとしても俺じゃない方が幸せだろーなって思って」

「は？」

「良くないって分かってんのに、体の関係ダラダラ続けてた俺には何も言えないよ」

そう言って去ってくふっか。

世話が焼ける奴だなまじで。