雪男たちとの社内恋愛 (ページ14)

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辰哉と肌と肌がかさなって。

ひとつになってしまった。

「後悔してる？」

『後悔はしてない、けど…初日にこんな、いけないことだなって思ってる』

「俺の事好きになって？」

『…………』

「分かってるよ、今はまだ無理でもいつかの話ね」

『ありがとう』

そう答えるだけで精一杯だった。

でも、こんなことを思うのもおかしいんだけど。

辰哉とはこれで終わらないんだろうなって。

そんな気がした。

そしてそれから、私の弱い所を甘やかしてくれるのが辰哉になってゆく。

そして体の関係も続いていく。

それは後にわかる話。

そういえば、辰哉は他社のグループ会社の女の子からも人気だって噂を聞いた。

確かにひとつひとつの返答も丁寧でモテそうなのは間違いないと思う。

「水飲む？寒くない？」

『ありがとう』

「ほらこっちおいでよ」

…そんなところも。

ああ、私ってこんなにだらしない女だったかな。

そして職場では、同僚の関係に戻る。