お酌事件 ページ6
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その夜。
今日はそのまま目黒くんの歓迎会を開くことになった。
ガヤガヤと盛り上がる中、案の定目黒くんは私の隣をキープしているけど、事務の女の子たちに囲まれて合コンみたいになっている。
「目黒くんほんとかっこいい〜」
「いや全然…」
「ね、連絡先教えてよぉ〜」
「社用携帯に連絡ください」
「えー！もう！違うじゃんー！」
私の断り文句を真似されてるし、そもそも私とは交換したのに、なんて思いつつ横目で見ると助けて欲しそうにチラチラ目黒くんがこっちを見てる。
「次Aさんの番」
女性で一番歴の長い、事務の山之上さんに声をかけられる。
目黒くんの視線から逃れるようにそっと席を立ち、お酌をしようと、部長に近寄る。
「おお、Aかァ！おつかれェ！飲んでるかー？」
いつもより飲んでいるようで部長はかなり酔っていた。
『お疲れ様です、良かったら』
「ほんっと美人だよなァ、彼氏いるんだっけ？別れて俺の愛人にならない？」
『何言ってるんですか、もう〜』
普段はかなり良い人だが、酔っ払うとセクハラしまくりの部長。
最初は怖かったがこの一年でかわすスキルを習得した。
…はずだった。
「A〜ほら、お前も飲め飲め」
『あ、すみませんありがとうございます…』
ビール苦手なんだけどな、なんて思いながらも飲み干すとまたすぐに満タンになるグラス。
頑張って飲み干そうと悪戦苦闘していたその時。
「…いい身体してるよなァ？Aちゃん？」
目付きと距離の近さに嫌な予感がしていたのは確かなはずなのに、気が付いたら部長は私の後ろに回り、耳元で囁きながら私を抱きしめるようにして胸とお尻を揉み始めた。
『や、やめてくださいっ…』
「嫌がってんのもまたいいねェ〜」
高校生の時の嫌な思い出がフラッシュバックして、腰が抜けて立てなくなっている私。
どうしよう、
そう思った時私の腕を誰かが引き、部長は引き剥がされた。
「部長、歓迎会して頂いた記念に写真取らせてもらいましたんで、広報の人に提出してもいいですか？」
そう言って部長に見せ付けられたスマホには、手前に目黒くんと取り巻きの事務さん達。
奥には、私の背後に回って手を伸ばした瞬間の部長。
『…目黒くん』
「そ、そんな写真じゃなくて！後で全員で写真撮るぞ！な！」
サーっと青ざめて、慌てて何事も無かったかのように酒を飲み始める部長。
「…Aさん、来て」
目黒くんに腕を引かれ、店を出た。
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momo(プロフ) - 優さん» そんなこと言っていただけて、感無量です😢ありがとうございます。幸せなお話とかももっと書きたかったので、何か少し書こうかな🥰ありがとうございます！ (7月26日 12時) (
レス) id: eddc8054fa (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - みきさん» ありがとうございます！！！舘様の会社員系、いいですね！次作で、とは言い切れませんが先々書きたいので、私の動向を追って頂けると嬉しいです🙇♀️よろしくお願いします！ (7月26日 12時) (レス) id: eddc8054fa (このIDを非表示/違反報告)
優 - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした。ここ最近はずっと更新が楽しみで楽しませていただきました。少し寂しいですがまたその後のお話とかも読めたら嬉しいです。 (7月26日 7時) (レス) @page44 id: f062300241 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 完結、おめでとうございます。次のリクエストとして、舘様との会社員設定で、舘様が部下とのストーリーをお願いしたいです。 (7月26日 5時) (レス) @page43 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - maundyさん» 重めの展開が続いて来たので、渡辺さんに和ませて貰いました🥰親愛なる岩本さんの為なら何でもやれちゃう深澤さんです😉 (7月16日 18時) (レス) id: eddc8054fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momo | 作成日時：2023年6月16日 1時
