可愛さのない嫉妬 ページ21
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「なあ、由香から聞いたで！夏祭り！」
『うん！楽しみだね』
「ほんまに！Aも、その…浴衣着てくるん？」
少し顔を赤らめながら聞いてくる康二。
『浴衣か…全然考えてなかったけど、由香と相談してみよっかな？』
「ん、そうして！Aの浴衣見たいし」
『うん！』
乗り気じゃないけど、いっそ楽しんでしまおうと決めた。
「あ、なになに？何の話ー？」
「今な、浴衣着てきてって言うてたんよ」
「いいね！浴衣！私も着ようと思ってたし、一緒に着ようよA」
『うん、そうだね』
岩本くんは浴衣着てくるのかな。
…見たいな、浴衣。
絶対かっこいいもん。
その日は由香と夏祭りの計画を立てた。
花火が始まったら、そっと二手に別れようねとか。
由香はもうその日に告白するつもりらしい。
移動教室。
由香と廊下を歩いていると、目の前から岩本くんと、岩本くんと同じクラスの阿部くんが歩いてくる。
「あ、照くん！」
…いつの間に照くんなんて呼んでるんだろう。
私には知らない2人の時間がある、それを実感するのが思ったよりも苦しかった。
二人は少し先で話していて。
その姿は、お詫びと称した放課後クレープデートのあの日よりも親しくなってるように見えた。
ちら、とこちらを見た岩本くんと目が合ったような気がした。
でも今の私はヤキモチなんて可愛さはこれっぽっちもない、嫉妬で心が埋め尽くされてしまって。
目を逸らして、由香に先行ってるね、と声を掛けて足早に通り過ぎた。
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momo(プロフ) - うな！さん» そう言っていただけると執筆意欲が湧きます🫶ありがとうございます！！！ (6月6日 21時) (
レス) id: b42494bf86 (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - マジで最高すぎます！！！！続きが楽しみすぎる…！ (6月6日 18時) (レス) @page18 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - さーちゃんさん» ありがとうございます(><)探り探りではありますが、もっとキュンキュンして貰えるように頑張ります🥰 (6月6日 12時) (レス) id: b42494bf86 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - キュンキュンします😍更新楽しみです😊 (6月6日 11時) (レス) id: 645033c6ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momo | 作成日時：2023年6月5日 2時
