赤いわんわんの体調不良

リクエスト〜〜自傷（今回ある意味グロ注意かもです） ページ39

Red side






「い゛っ…………」



失敗した。


間違って肉を刺してしまった。



ボディステッチ。


たまたま見掛けた画像が気になって調べたら出てきたんだ。


皮膚を上手く縫う、身体での刺繍。


俺が使ってるのはミシン糸だけど、中にはリボンなどをアクセントに使う人もいるらしい。


凄いよね、とても器用で。


俺は糸で限界だよ。


針を抜いて、ティッシュで軽く血を拭き取る。


本来なら消毒したりしなくちゃいけないらしいけど、別にいいよね？


俺が弱ろうが体調を崩そうが、心配するヤツは誰もいない。



メンバーのみんな？


知らないよ。


俺がいなくても、すとぷりはすとぷりでしょ？


誰も悲しまない。



今縫ってるのはゴボウって言う花。


ボディステッチをネットに載せてる人が描いてたんだ。


花言葉は………何だっけ？


忘れちゃった。


まぁいっかw


もうちょっとで完成するの。


初心者な割には上手だと思う。


って言っても、ベテラン勢とは比べものにならないけどねw



「！……できた………っ！」



やった、やっと終わった。


糸をハサミで切る。


何回か失敗したから、紫のはずの糸が、所々血で赤黒く変色していた。


それでも綺麗って思っちゃうんだから、俺って美学の才能ないね。



「あ、動画……編集しないと」



カレンダーを確認すれば、明日の日付に “1週間動画投稿” の文字。


この間のリレー放送で宣言した、連続動画投稿週間。


ゲーム実況の録画を編集するのを任されてるから、そこそこ溜まってる。


今日は徹夜だなぁ……。



「あー…………ねっむ」



寝ないけど。





………またあんなコメント見んのかなぁ。









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ワロデス。

スランプデス。

ヘルプデス。

掛け持ちのヤツ、なんか保存できてませんでした。

4話分。

萎えた。

ヘルプ。

続き〜〜自傷→←後書き〜〜高熱，病み

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す