赤いわんわんの体調不良

続き〜〜喘息 ページ4

Red side






〔うわぁ、声ヤバ〕





誰に向けられたのか判らないコメント。


アンチなのかただのコメントか、それすら判断出来ない。


こういう放送中のアンチは、いつも目につかない。


YouTubeのコメントとは違って直ぐに流れてくし、過剰に反応する人も殆どいないから。



『あ、莉犬見つけた！』


『わ、莉犬くん逃げて逃げて！』



るぅとくんところちゃんの声が聞こえてゲーム画面に視線を戻せば、丁度るぅとくんが俺のアバターを攻撃して倒し終えたところだった。


あ、と思って無意識に見たのは、高速で切り替わるコメントの嵐。


そして案の定



〔うっわ、ゲーム下手にも程があんだろ〕



アンチを見つけた。



〔アンチ帰れ〕

〔アンチ邪魔〕

〔アンチ辞めてください〕



駄目。



〔は？どう見ても下手じゃん〕



駄目。



〔下手じゃない〕

〔アンチ消えろ〕

〔放送中に辞めて〕



反応しないで。



〔うざ〕



「……ぁ」



さっきのコメントはやっぱりアンチだ。


間違いない。


俺個人へ向けた、否定の言葉。



『莉犬？』


『莉犬くん？どうしたの？』



返事しないと。



「っ！ゲホッゴホッゴホゴホッ！！」


『え？莉犬？』


『どしたん莉犬、平気か？』


「だ、じょッゲホッゴホゴホ」

「はっ…はっ…！」


『ちょっ莉犬くん！？』


『莉犬！？』



やばい、吸入…！



「すー……はー…すー……はー…」





〔え？莉犬くん？〕

〔大丈夫！？〕

〔これ喘息じゃない？〕

〔莉犬くん喘息持ちなの？〕



徐々に荒れてくコメント欄。


もうどうすれば良いのか分からなくなって



［ピロン］




俺はディスコから落ちた。








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ワロです(ﾟ∀ﾟ)


やったよ、今日端末触れたよ。


結局後輩の仕事朝の6時頃まで手伝ったよ。


俺もパソコンあんま得意じゃないのに……。


本来なら休みだったのに、有休じゃないからって。


先輩使いの荒い後輩だこと。


普通にいい奴だけどw




この話、次くらいで終わる…と思う。

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