46 瀬見side ページ47
何やら澤村さんがコーチと話してる。
「スガさーん‼ちょっといいすか?」
坊主の人だ。名前は未だに覚えていない。
たーしか、ありきたりな名字だったよな……
「おう、どうした⁇」
あくまでも今の俺は菅原さん。
温厚ハイテンションを演じなければいけないのだ。
「スガさんっていう、夏橋って人から告られましたか?」
……夏橋?夏橋。夏橋…………。
夏橋‼‼‼‼‼‼‼
あっ‼あのタイミング悪すぎの女子か!
「ま、まぁな……そんな感じかなぁ。んで、どうしたんだよそれが。」
「あいつ、めっちゃスガさんのこと好きっすよ。
だから、これからめっちゃ話しかけられたりすると思うんすけど、頑張ってください。」
いやそんなこと言われても。
「あいつ、クラスのグループトークでもやばいっす。『菅原さんに告れたーー‼』って。」
告れたーー‼って、君の告った相手、残念だけど菅原さんじゃないからね?
見ず知らずの人だからな⁉
見ず知らずの人にアピールするのかよ夏橋さん。
マジ頑張って下さい。
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アヤ - めっっっっちゃ面白かったです!続き期待してます! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 1dbd6d09c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スイカ | 作成日時:2017年3月25日 0時