42 菅原side ページ43
昨日と同じように家を出た。
こんな生活がずっと続くのかと思うと少し不安になってきた。
もし、俺の身体が永遠に還ってこなかったら。
それほど怖い思いはしたことがない。
校門を抜けて最初に会ったのは、前髪パッツンだった。
「おはよーございます瀬見さん!!!!!」
おお。日向なみの元気さだなぁ。
こいつ確か、昨日めっちゃウシワカに勝負ふっかけてた1年生だよな…。
「はよー。朝から元気だな。」
いつもなら日向と影山に言う言葉。
「スーパーエースになる男は朝からやる気が違いますからね!!!」
日向そっくりだべや。
絶対王者にもこんなやついるのか。
「瀬見さん、牛島さんに何か言いましたか?」
………へ?
「どーして?え?」
「よく俺も分かんないんですけど、『瀬見から言われたんだが、俺はそんなに笑ってないか?』ってメールできたんですよ。」
………へ!?
「『笑った方がいいのか』ってきたんで、俺、笑った方が素敵ですって返したんですけど、瀬見さん何て言ったんですか?」
……ウシワカって、そんな繊細なの?!
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤ - めっっっっちゃ面白かったです!続き期待してます! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 1dbd6d09c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スイカ | 作成日時:2017年3月25日 0時