41 瀬見side ページ42
夕飯食べて風呂入って寝た。
どーせ入れ替わってんのは今日だけで、明日になれば戻ると思っていた。
、
…………そのままだった。
俺の期待を裏切った神様は、鏡に堂々と菅原さんの姿を映した。
朝の爽やかな光とは逆に、俺の心は曇っていた。
今日も昨日みたいな生活をしなければならない。
そう考えるだけで憂鬱だ。
とりあえず菅原さんに電話。
「もしもし菅原さんですか?」
「おうそうだべ……。」
菅原さんも元気ないな。多分俺と同じで戻ると思ってたんだろう。
「今日も……やるしかないですね。」
「そうだな。どうしようもないもんな。」
確かにそうだ。俺らはどうすることもできないのだ。
「じゃあ今日もよろしくお願いします……。」
「こちらこそ。後瀬見くん、俺と同い年だろ?
敬語じゃなくていーべ?」
そうか。俺と菅原さんは同い年か。
「そうですね。ならタメでお願いします。」
「敬語使ってんじゃん〜〜‼」
こんなことこの状況で言うのもおかしいけど、
入れ替わった相手が菅原さんでよかった。
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アヤ - めっっっっちゃ面白かったです!続き期待してます! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 1dbd6d09c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スイカ | 作成日時:2017年3月25日 0時