25 澤村side ページ26
ヤバイっ!!!
清水の存在忘れてて普通に話しちまった!!!
ヤバイ。これは多分勘付かれた。
現に清水めちゃめちゃ疑い深い顔で俺ら見てくるし。
ピコーン。
ここで俺に嘘の女神が舞い降りてきた。
「そ、それはなー!スガが無類の蝉好きだからだ!!知らなかったか?こいつ小さい頃から半端ない量の蝉捕まえてたんだぞ??その話今日の朝してて、蝉くんって呼ぶことになったんだよ〜。」
何とか切り抜けたか……。
瀬見くん!!
何とかノってきてくれ!!!!
「そうそう!!俺小学生の時、1日5時間は蝉捕まえてたからなぁ〜。」
嘘が過ぎるわ瀬見くん!!!!!!!!!!!
1日5時間て、どんだけ蝉取りに夏休み時間費やしてんだよ!!!!!
エスパーか!!!スガは蝉取りのエスパーか!!!!!!!
5時間も同じことに熱中する集中力、すごすぎるし!!!
夏にそんなことやってたら即熱中症だわ!!!!!
「スガ………。そうだったんだ。」
んまあ、何とか信じてくれたか。
でもこいつの頭の中では、スガはただの蝉バカとしてインプットされたぞ。
「でも、何で敬語?いつも大地って呼んでるのに、今日は改まって澤村さんとか……。」
敬語問題残ってた!!!
これは俺がどうこう言えることじゃねーな…。
瀬見くん!!!何とか上手い嘘をついてくれ…………!!!!
「実は、大地もスゲー蝉マニアでさ。俺よりすごかったから敬語使おうと思って。」
俺も巻き込むのかよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤ - めっっっっちゃ面白かったです!続き期待してます! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 1dbd6d09c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スイカ | 作成日時:2017年3月25日 0時