17 菅原side ページ18
朝練が終わり、今俺は教室にいる。
なんか知らない人にめっちゃ話しかけられるから、返すのが大変だ。
急に、「英太昨日のハレトーーク見た?」とか、「今日のコミュ英の小テストやばくない?」とか、「遊びにいこーよー」とか……。
ハレトーーク??
そんなの見る前に昨日寝たし。
コミュ英の小テスト??
その存在今知ったし。
遊びにいこーよー??
行けるか受験生なのに。
何とか合わせていると、「いつもと雰囲気違うねぇ」と言われる始末。
あ〜お願い!!今は話しかけないでー!!
ホームルームが終わり、いよいよ授業が始まった。
やはり県内最高峰。
授業のレベルたけーーー!!!
結構この単元、踏み込んで予習したつもりだったのに、ついていくのギリギリだ…………!!!!
つーか早い!!!
烏野も結構早いけど、進学校となると桁違いだ。
このペースだと、夏休み入る前に高校の内容終わるな。
悪魔のような授業を7時間。
部活の前にかなりヘトヘトになった俺。
「大丈夫?菅原さん。やっぱり慣れないよな。すぐには。」
廊下に出るとそこには大平さんがいた。
「スガか菅原でいいですよ。俺ら同学年だし。」
「ハハッ、そうだな。なら、俺も獅音で。」
大平さんはかなり優しい。白鳥沢にもこんな人いるんだ。見ず知らずの俺を気にかけてくれる人が…………!!!!
「じゃあスガでいいかな。
早速なんだがスガ。ちょっとお前に伝えなきゃいけないことがあるんだ。」
さっきまで笑顔だったのに、急に真剣になる獅音。
「どうした?そんな顔して。」
「実はな、俺らいつも夏休みに合宿に行くんだけどな…
今年は色々あって東京ですることになったんだ。」
ととととと東京!!!????
「えっすげー!!!さすが白鳥沢!!!」
「まあな。でもその合宿な………
烏野も来るんだよ。」
…………………はい???
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アヤ - めっっっっちゃ面白かったです!続き期待してます! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 1dbd6d09c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スイカ | 作成日時:2017年3月25日 0時