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星川は自宅で大人しくしている、俺は零に呼ばれてポアロに来ていた。隣には有紗もいる、どうやら坊主からあの一件を聞いたようだ。
「で、きちんと守ったんだよね陣平」
「……トラウマ植え付けられないようには」
「大丈夫だったんですか星川さんは」
「大丈夫じゃねェよ、あの男ぶん殴りてェ。強 姦もしてんだからな彼奴、織姫が寝てたからまだトラウマにならなかっただけだ。織姫が言うに目が覚めた状態で二度キスされたって言ってたな、あの野郎一生外出れねェようにしてやらァ」
「……随分と心配してるんですね」
「当たり前だろ惚れてる女がこんな目に遭ってんだぞ、本当はここにいるべきでもねェんだよ、今すぐ家戻りてェの。安室、お前惚れてる奴が星川と同じ目に遭ってみろ、お前もこうなる」
零は少し考え込み、確かにと一言。有紗もそこには共感してくれた。
星川は一般人だ、護身術だってまともにしてきてないだろう。俺の周りにいるような、強い女達じゃなく、彼奴はか弱くて誰かに守ってもらわないといけない人間だ。
そんなか弱い星川が、辛かっただろうこの一件を耐えている。俺達の命の塊なのも納得出来る、彼奴は身体は弱くても、心が強い。
だが、心配なのだ。もう二度とこんな事が起こって欲しくない、俺が此奴を守らないとならないという使命感が心を支配する。惚れた女の悲しい涙ほど見れないものはない、彼奴は笑ってる姿や歌ってる姿が似合う。
「……取り敢えずベタ惚れなのは分かりましたよ」
「陣平にも春が来たねぇ！」
「うるせぇよ、お前には茶化されたくねェ」
「なんで私はダメなの」
「まあお前らが遊園地デートしてる間、俺達にはこういう事があったんだ。それでデートはどうだった？」
「「……」」
なんだこの沈黙、何かあったとしか思えない。俺はすぐ様織姫に電話をする。
ワンコールで出てきた織姫は昼寝(夕方だが)をしていたのか寝起きの声をしていた、俺はスピーカーにして織姫にも会話に参加してもらう。勿論理由は織姫がこういう類の話が好きだからだ。
「星川、ポアロにいるのは知ってるよな」
「はい、あのカップルに呼ばれたと」
「かっカップルじゃないよ！」
「あれ若本さん？これスピーカーにしてるんですか」
「ああ、織姫に喜んでもらおうと思ってな、彦星からの些細なプレゼントだ」
「ありがとうございます目が覚めましたよ、それで何があったんですか？」
「何かあったの決定！？」
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sou(プロフ) - すごくすごく続きが気になる素敵な作品でした！！多分今後続きないのが残念で仕方ないです！！ここまで更新ありがとうございました！ (2022年5月23日 21時) (
レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - みいらさん» コメントありがとうございます！とてもゆっくりではありますが、空いた時間に投稿出来るよう頑張ります！今後もよろしくお願い致します！ (2021年6月6日 10時) (レス) id: 7b8ac9f247 (このIDを非表示/違反報告)
みいら(プロフ) - とっっても面白いです！更新頑張って下さい！！ (2021年5月27日 13時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - 白露さん» コメントありがとうございます！更新ペースが以前よりも遅くなってしまい申し訳ないです…。隙間時間を見計らって更新していこうと思います！今後もよろしくお願い致します！ (2020年8月12日 18時) (レス) id: 4466855303 (このIDを非表示/違反報告)
白露(プロフ) - 面白いです。読んでいて楽しくてするする読めました。作者様も大変かと思いますが応援しています (2020年8月11日 23時) (レス) id: 1f971a81e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御子柴 | 作成日時：2020年6月29日 18時
