[テニプリ]...コレってある意味ウチも逆ハーに入るんかな、とか思う今日この頃、パート3。 (ページ7)

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番外編2:難攻不落な天才澪ちゃんページ7

目線は前のと同じで無いです

ーー
澪「で、なんや。

ウチにこんな物贈るなんてセンス合ったんやな、謙也。」

まぁ本命とは言っているシャーペンの他に消しゴムも合ったのだけど、

アレはスルーの方向で。

謙也「ぁあ、いや？で、澪。お前部活決まっとるんか？」

澪「決まってないんやけど絶対テニス部行かんからな。」

少し前に謙也が「この近くの学校のテニス部にマネ居んのに四天には

居ないやなんて世界は残酷や」って言っていたからか彼女は

即答に近い形で断った。

決まっては居ないが、絶対に行きたく無いからな。

そんな隙を見せない澪の態度に面食らっている部分が彼に少しあったりする。

それに彼女は走る事が得意で、小学生の時には陸上のクラブに

行っていた為か、体力も速度もメンタルも...

かなり強く、速い。

まぁ、途中でコーチから才能を見い出されて

ほぼマンツーマン指導になり、面倒になって途中で辞めたのだが。

あの時は居心地が良い物ではなく、上級生の目線が痛かったのと

あまり陸上が好きになれそうもなかった。

表面的に井辻澪という人物を嫌う者は居なかったのだけど

距離を置かれたりした。

いじめや嫌がらせなどの被害は出ないが

上級生よりも特別待遇されれば必然的に居心地が悪くなる。

日本人なら当たり前なんだろうけど、それが嫌になって

澪は陸上クラブを辞めた。

その後で知られた話、彼女の陸上センスは素晴らしい物で

一種の天才だったのかも、と噂されるくらい有名になった。

辞めた後も人より足が速い普通の女の子に戻って

学校生活を満喫した。

とまぁ、そんな理由ではあるが学年も学校も違い、陸上をやっていない謙也は

そんな事は知りやしない。

だから、こんな事も普通に言える。

謙也「だったら、陸上入るんか？速い方やったろ、澪は。」

澪「...そ、やな。多分やけど陸上やと思うわ。

スポーツをしなきゃいけないなら陸上以外の部活は

考えられへんし。」

この事実を知る者ならば地雷と同等の会話だけれど

そこまで澪は気にしていないので謙也は地雷とほぼ

変わらない事を知らない。

そしてそれを弟の忍足翔太に話して本気説教されるのは

また別の話。