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家に泊まると言って出ていった以上帰るに帰れなかったから勇太の家に泊まるだけ泊まってから帰った
怪しいことはもちろん何もなかった
勇太とは恋人から何でも言い合える友達に戻っただけ
家に帰ってからの問題は勇太に伝えろって言われた顕嵐に対する気持ち
どうやって顕嵐に言えばいいのか分からない
いやむしろどんな顔して顕嵐と話していいかも分からない
家に帰ってから悶々とそのことだけが頭の中を占めていた
貴母 「そういえばA今年はお祭り行くの?」
貴方 「祭り…?」
顕嵐 「小さい頃よく顕嵐ちゃんと行ってたじゃない!」
言われてカレンダーを見たら明日に迫っていた
最近は顕嵐と行かなくなってからめんどくさがって行かないこともざらにあったからすっかり忘れていた
誘ってみる…?いやでも森下さん誘ってるかな…
でも、どことなく直感で今しかないって感じたから自室でスマホに打ち込んだ
A明日暇…?
A久しぶりにお祭り…どうかな?
顕嵐にメッセージを送るだけでこんなに心臓がしんどいと思わなかった
いつ返信が来るかは分からないけど見るのが怖くてそっとスマホを机にしまった
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作者名:如月 | 作成日時:2017年5月1日 21時