家政婦のヨジャ5 (ページ26)

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キコページ26

だからベトナムの時もずっとフリ考えてたんだ。
リハーサルギリギリでフリ変更したりしてたもんね。いつものスニョンならそんな事しないし。

そしてその子から電話が来て毎晩寝れなくて寝不足で倒れちゃったんだね。

『…どうして溜めてたの。なんでメンバーに言わないの？どうして私にだけでも話してくれなかったの？』

HS『…ごめん。』

スニョンから話を聞くと、どんな手を使ったからわからないけれどその子はスニョンの連絡先を手に入れた。

そして毎晩毎晩スニョンに私を彼女にしてと電話をしてきたらしい。

スニョンは優しいから一方的に切るとか出来なくて結果寝不足だったりフリ付けを考える時間が無くなってしまっていた、ということ。

…………………………

そしてAKBの楽屋の前なう。

怒りでドアを叩き破りたいぐらいだけど、いったん深呼吸する。

……………

HS『実は今朝、MAMAに来るって言われたんだよ。しかも、客としてじゃなくて出演者で、って。』

『それがAKBにいるんだね。』

HS『AKB？？？？』

『スニョンの彼女ですって言ってきた子、日本人だった。しかも、AKB48。』

HS『そう…だったんだ…』

『それにしても韓国語喋れるんだね、その子。』

HS『え、そこ？』

…………………………

ドンドン(私にはコンコンのつもり)

「失礼します。Pledisの社員のものなのですが。キコさんと言う名前の方はいらっしゃいますか？」

みんながいっせいに一人の女の子を見る。

アイツだ。

KK「あ、どうもー！！！さっきの！」

私はみんなには見えないように胸ぐらを掴んで耳元に顔を近づける。

『(小声)話があるから今すぐ２階の階段の踊り場に来い』

KK「…」