血は受け継がれる ページ35
Aside
なんてかっこつけたものの
『ええええええ、そっちは父上のいる王宮ぅぅぅぅぅっ！！』
やっぱろくな魔法じゃなかったか？！なんて思うと父上も騒動を聞きつけたのか私と同じようにバルコニーにいるのがわかる。
ル「………っ！その魔法はっ」
『えぇっと、急に私から発生しましてですね、あのですね、、、』
どこから話そうかなんて考えていたら、
ル「………行くのか？」
真っすぐ射貫くような目線で訴えかける父上。
『………はい。我儘な娘ですみません。だけど、私も惚れた男の元にいたいんですよ。』
やっぱり父上の血を受け継いでるんだなって思ったね。
この恋が叶わなくても、もう一回でいいから会いたい。
ル「そうだな。ドルディーもそういうだろう。お前の行きたいほうに進め、と。」
いってこい、と多分言おうとしていた父上の言葉を遮る。
『父上は本当はどう思っていますか？母上ではなく父上自身では？』
そういうと、きょとんとして諦めたようにため息をついて笑う
ル「俺は………本当はお前ともっと一緒にいたいよ。」
そういう父上の瞳はうっすら濡れている。
『じゃあ約束ねっ。絶対また戻ってくるから』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ドルディー！お前の身体も危ないんだろうっ！俺はっ………」
「ルイス、私はこの子を産みたいの。絶対に無事で帰るから。」
「………わかった。じゃあ、お前の好きな食べ物でもなんでも用意しておくから。だから絶対に無事でいてくれ。」
「うんっ。約束よっ！絶対また戻ってくるから。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
飛び立っていった我が子の後ろ姿をみる。
ル「………ドルディー、お前のその魔法であの子を守ってくれ。」
ダ「国王陛下、おやすみのとこ…」
ル「あぁ、あの光のことよりも俺はしなきゃいけないことがある。」
ダ「………といいますと？」
ル「俺もそろそろ腹くくらないとな。」
ダ「ドルダム様を弾劾なさるのですか？」
皇族が皇族を弾劾なんて前代未聞だ。
ル「あぁ、だが俺たちのためにもな。」
ダ「……それがよろしいかと。」
バァァァンッッ
ダ「ど、どうしたのだ？！」
「国王陛下！！こ、皇后宮より、ドルダム様がいなくなられたようですっ！」
ル「っ！？どういうことだっ？！」
「今しがたの光の中A様が箒に乗ったのを見て、ドルダム様も追いかけていったようですっっ！」
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たこきんぐ(プロフ) - 薔薇。さん» うわぁぁ！ありがとうございます！フロイドの作品にするからにはやっぱりジェイドが当て馬かなと思いながら書きました！個人的にはジェイドはそのまま夢主を好きでい続けてほしいですね(笑) (2020年9月7日 14時) (
レス) id: c9965e5c6e (このIDを非表示/違反報告)
薔薇。(プロフ) - ウツボは双子で の回涙止まりませんでした((( 本当に素晴らしい作品をありがとうございます！！ (2020年8月29日 22時) (レス) id: f8fd4348ba (このIDを非表示/違反報告)
薔薇。(プロフ) - この小説めっちゃ良かったです(((語彙力皆無 話の構成も、設定も全部あれ？って所が無くて、フロイドと監督生の素晴らしい恋物語だったんですけど……個人的にジェイドがっっっっ！！！2人の恋を応援してるジェイドがやばいです、本当に((( (2020年8月29日 22時) (レス) id: f8fd4348ba (このIDを非表示/違反報告)
たこきんぐ(プロフ) - 一番のお気に入り……すっごい嬉しいです！！話に矛盾の無いよう、構想を練りながら頑張りました…(笑)ありがとうございました！！ (2020年6月14日 21時) (レス) id: c9965e5c6e (このIDを非表示/違反報告)
かいんパイン(プロフ) - 連載おつかれさまですっ！！！無事完結しましたね！いや、、読み進めてく中でこの子姫様なの！？確かに思い当たる所が………とか色々感動しちゃいました。フロイド、、バリバリ夢主ちゃんとやってください←本当に面白かったです。この小説1番のお気に入りです！！ (2020年6月14日 12時) (レス) id: 9bc4db5c59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこきんぐ | 作成日時：2020年5月23日 15時
