紅一点の連合国家２【APヘタリア】 (ページ3)

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日本さん家に泊まろう！ページ3

え？急に泊まる？有無を言わさず？
日本さんもよく対応できたな…。

「前に飛行機で突っ込んできた時はびっくりしましたけどね…
玄関木っ端微塵になってましたし…。」
ええ〜…アメリカくん、何してるの…
後で小突いてやるぞ、という感想はさておき日本さんのお言葉に甘えることになった。

「ちょっとお部屋の準備してきますので、ご飯食べててくださいね。」
そう言って日本さんは立ち去っていった。

四角い大きめのちゃぶ台には豪華な和食が用意されている。
静かに座り、挨拶をして一口いただく。
和食の優しい味が口いっぱいに広がった。感動しながら全部食べ終わった。
「お口に合ったようで何よりです、おそまつさまでした。」
遅めの夕食も終わったあとで軽く雑談をした。

泊まることになった部屋は畳のいい香りが漂っていて、お布団が綺麗に並んでいる。
縁側で隣の部屋に繋がっていたので少し覗いてみるとアメリカと璃乃が昼寝していた。
アメリカは雑魚寝していたせいか、毛布がかけられていた。

することもないので台所の方に向かうと日本さんが皿洗いをしている。
「日本さん、手伝いますよ。」

「ああ、そんなお客様に手伝わせるわけには…」
少し強引に手伝わせてもらいながらここ最近の近況を聞いてみた。

「…ということはその異変もそのせい、と？」

「あながち間違いではないと思うんですよね。
この時ばかりは嫌な予感が働きましたし。」

何かしらロゲリア絡みの異変が起こる時は、必ず璃乃が頭痛を起こすとのことだった。
今回は尋常じゃないくらい激しかったらしく、私が来る前もしばらく睡眠をとっていたようだ。

あの二人組、本当に何だろう。
スピルナとロゲリアと、とりあえず似たような雰囲気のあの二人…璃乃を襲っていて、エルティに反撃されて…
というか、よくエルティも二人相手に反撃できたよな…もしかしてアレが最近増えたっていう親友認定？

何とか皿洗いも終わって、日本さんはお風呂入りにどこかへ消えた。
そのまま縁側でボーッとしてるとどこからかエルティが降りてきた。

「今は誰もいませんね？
お久しぶりです、Aさん。色々報告に参りました。」

「わあ、お久しぶり。よくここがわかったね。
まあおいといて、何か重要な情報が手に入った？」

「ええ。えと、単刀直入に言うと、あの二人組はクローンの可能性が高いです。」