ふぉーんぺぇーん ページ13
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さとみsaid
ころんの方に移動してさっと木影に隠れた。
ころんは傷だらけで、俺だったら立ってられないくらいやばかった。
敵は至近距離で2人。奥の方にもう2人いる。
ころんが両手に銃を持ってダダダダと撃っている。
ピコン♪
ん？ジェルからチャットだ。
“敵の名前が分かった。ついでに容姿も。
赤髪＝坂田 茶髪緑目＝浦田 紫髪＝志麻 黄髪＝センラ”
６人中4人か...多分これが浦島坂田船だろうな。
ジェル助かる。ほんとありがたい。
んで、ころんの前にいるのが坂田とセンラだろうな。
でも奥に隠れてる奴は違うなぁ。
1人は茶髪だけど目は赤いし、もう1人は髪色白い。
きっとこいつら2人は浦島坂田船ではないな。
うーん、まぁどうせ殺すしいいや。
援護いーこぉっと。
ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾊﾞｯﾄｯ
俺は両手に銃を持ち、裏ポケットにナイフを隠して助走をつけて坂田に飛びこんだ。
思いっきり銃を握る。
坂田は流石に避けられず、後ろに倒れこんだ。
こ「さとみくん...！」
さ「ころん、とにかく打ち込むぞ」
こ「......っうん！！」
坂「う”ぅぅ......」
坂田は腹と右肩からドクドクと血が流れ続けている。
あの出血量と傷からして当分は立てないだろう。
さあ次は黄色の...センラ、だっけ。
まぁいいや。
でもそいつは仲間が仮死状態になっているというのに表情は絶望や怒りではなく、
にこやかに笑っていた。
狂気に満ちて口角を上げるセンラに、俺は一瞬戸惑った。
しかしもうどうでもいい。
どうせ殺す奴なんだ。
情なんてかけた方が負けだ。
問答無用で銃を撃った
...しかし
センラはバリアをはった。
は？
いやいやおかしい。
バリアって吸血鬼しかはれないんだよ。
もしかして、人間に協力？
おかしいおかしい。
さ〔ころん、センラは吸血鬼？〕
こ〔多分。でもセンラは仲間を食べないって話してた〕
さ〔そうか。ころん、血吸われなかった？〕
こ ...........
さ〔は？待て、お前吸われた？〕
こ〔...ちょっとだけ。〕
さ〔血吸われて怪我もあってよく立てるなぁ。俺だったらもうとっくにバタンキューだよw〕
こ(僕ももうなったなんて言えない...どうしよう...)
こ〔とにかく倒そう！〕
さ〔おう！〕
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作者名：ひまつぶし | 作成日時：2020年8月25日 12時
