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直己「エアコンな……
予算ないから無理だな」
健「そんなー!
直己先生のポケットマネーで
どないかしてくださいよ!」
直己「俺のポケットマネーも使い道は決まってる。
残念だったな」
隆「これじゃ自分ら暑さで干からびて死にますよ!
何とかなんないっすか?」
直己「扇風機くらいなら買ってやってもいい」
臣「扇風機なんか、逆にやばいじゃないっすか。
涼しくなるどころか熱風を吹き付けられて死ぬ」
臣さんがそう言うと、直己先生は爆笑した。
直己「分かった分かった。どうにかしてやる。
直人さんにも相談しとくよ。
あの人だったら
エアコンつけてくれるかもしれないし」
隆「ですよね。直人さん生徒思いだから♡」
直己「俺もお前らのこと、ちゃんと思ってるよ」
臣「怖っ!直己先生に思われてるとか怖っ!」
健「ほんならエアコンつけてくださいよー!
扇風機とかしょぼいこと言うてんとー」
腰を落ち着けてしまった直己先生と
だべっていたら、部室の外から
ドタドタという足音が聞こえた。
バタンとドアを開けたのは案の定直人さんで、
タイミングのよさにみんなで爆笑してしまう。
直人「えっ何?なに人の顔見て笑ってんの?
ひどすぎない?お前ら」
健「いや、直人さん、タイミングよすぎ、」
直人「なによー、俺の悪口でも言ってたの?
つか直己、ミイラ取りが
ミイラになっちゃってんじゃん」
直己「部室が暑すぎるから
何とかしてくれって言われてたんですよ。
確かにここ暑いし、熱中症が心配だなと」
直己さんがそう言うと、
直人さんはあごに手を当てて
考え込むようなそぶりを見せた。
直人「うーん……いい手はなくもない」
健「えっ?!」
直人「一中の部室棟が老朽化で
改装されることになったんだって。
あそこのエアコンいっこもらって来れねーかなー」
一中というのは俺らの出身中学だ。
直人さんはずっとあそこに
特別コーチとして招かれているから、
先生方に顔が効く。
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なつめ(プロフ) - 白雪さん» ほったらかしにしてるお話にも関わらずコメントくださりありがとうございます!エリーはほんとごめんって感じです笑 いつ更新するかは分かりませんが、書く気分になれたらがんばります! (2019年3月8日 22時) (レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - わーいヾ(≧∇≦)ノ"合宿楽しみー!エリーは…ごめん…笑 (2019年3月8日 13時) (レス) id: f60ad0fd7e (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - AZUMAさん» コメントありがとうございます♪来年は更新できるようがんばります……! (2018年12月31日 12時) (レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
AZUMA(プロフ) - 面白すぎて夢中で読んでしまいました!続き楽しみにしてます! (2018年12月29日 13時) (レス) id: 73dce1d37e (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます!気をつけます♪ (2018年12月18日 21時) (レス) id: 273ec9fd08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつめ | 作成日時:2018年12月17日 16時