＿ ページ22
コンコン、と照くんと亮平くんの部屋の扉をノックする。
勢いで来てしまったけど、まだ集合まで時間あるのにこんな朝から迷惑かなって考えが、今更脳に浮かぶ
反応がなくて引き返そうと思ったそのとき
「ん、A？」
『あ、っ…おはよう、えっと…、』
開いた扉から上裸の亮平くんが出てきて、色々戸惑う俺を見てとりあえず中に入れてくれた
「ごめんね、ちょうどシャワー浴びてたから」
「どうしたの？」
『ひ、ひかるくんに謝ろうと思って…』
「ああ、もう大丈夫なの？」
『うん！、おかげさまで…』
会話を交わしながらもガシガシと濡れた髪を拭く亮平くんの色気に目が離せなくて、食い入るように見てしまえばそれに気づいた亮平くんに「見すぎ、」と笑われる
恥ずかしくなって亮平くんから急いで離れて照くんのとこに逃げる。
俺らの部屋とおんなじで一つしかないベッドで照くんはまだ寝ていた。
ちょうど照くんの片腕が伸びていて衝動的に腕枕されたくなって、懐潜り込みチャレンジ再び。
「ん、んぅ…」
「…なに、ぁべ？」
失敗。すぐに起きてしまった
「…A？、なにして…」
『くっつきたくて…』
「…なにそれ笑」
眠そうに目をこする照くんと目があって、ここに来た目的を思い出した。
『照くん、あの、昨日はごめんなさい』
「…ん。もういいよ、」
ちゃんと目を見て謝れば許してくれて、そのまま腕を引かれて今度こそ腕の中へ。
「あれ、仲直りしたの？」
「別に喧嘩してたわけじゃないけどね。」
「ふっか今頃めっちゃ焦ってんじゃない？笑」
『あっ戻らないと』
髪を乾かし終わってベッドに腰掛けた亮平くんの言葉でふっかさんのこと思い出して、腕の中から抜け出そうとしても、全然離してもらえなくて
「なに帰ろうとしてんの。」
「もうずっといればいいよ、」
そう言った照くんの腕の力が強くなって、亮平くんに頬を撫でられる
あ、これほんとに逃してもらえないときの顔だって悟ってそのまま２人の部屋で準備をすることに。
しばらくすれば探し回ってたふっかさんが迎えに来てくれて、やっと早朝ぶりに自室に戻れた。
「ほんともう、離れないで。」って、部屋に戻るまでぎゅっと手をつないでくれるのが嬉しいのと、ふっかさんの横顔がかっこいいのとで、ちょっとだけだけど２人に捕まっててよかったって思ってしまったのは内緒。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1835人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うに(プロフ) - たぴさん» コメントありがとうございます。配慮が足りず、不快に思わせてしまって申し訳ないです。キャプションに注意書ききちんとさせて頂きました。 (2022年3月27日 0時) (
レス) id: 8a339f9e0e (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - BL要素あるならタグとか説明にもっと分かりやすく書いてて欲しかった。設定の所にちょっと書いてはあるけど過度なスキンシップって普通に手つなぐとかでも男性同士だと過度なスキンシップだしこういう裏要素だと思わず読んでしまった・・・最悪 (2022年3月26日 15時) (レス) @page1 id: 7fabddfda8 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ななさん» なな様。嬉しいお言葉ありがとうございます(;_;)♡私も見返したんですがやっぱり面白すぎました😹参考にしたの気づいてもらえたのも嬉しいです~。なな様にリクエスト頂いてるのも書いてる途中なのでもう少しお待ちください😣💦 (2022年2月26日 17時) (レス) id: 8a339f9e0e (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 今回もおもしろかったです！ラウちゃん紹介の夜会、爆笑したの思い出しました♡ (2022年2月26日 2時) (レス) @page47 id: fe6d3bfe45 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ななさん» なな様¨̮ 最高だなんて…(T_T)ありがとうございます(T_T)♡ 細かいとこまで読んで頂けて嬉しいです🤦♀️💘 舘様の迷言誕生のお話ですね、！是非書かせていただきますので、お待ち頂ければ幸いです😣💧 (2022年1月17日 1時) (レス) id: 8a339f9e0e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うに | 作成日時：2021年9月13日 23時
