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これがいわば独占欲と嫉妬心なのだろうか
会って間もない彼女と気軽に話すコナン君
それを見て「やめろ」の一言も言えない自分
情けなさに腹が立つ。滑稽さに笑えて来る。
「ちょっとお父さん…」
「いいじゃねえかよ。お互いお客さんなんですしねぇ？」
「あ、あぁ…」
ま っ た く は な し い き い て な い
いや、聞いてないわけじゃなくて見知らぬ人だから緊張してるだけか
普段は多くて二人ぐらいとしか話さないだろうから仕方のないこと…か
「すみません毛利さん。人と話すことが苦手な性分でして」
「そうだったのか」
「えぇ。Aも少しは努力な」
「別にそういうわけじゃないけど…ごめんなさい」
それから毛利さんたちとはお互い自己紹介をしながら会話を進めていった
時々聞こえてくる声に彼女の声はなかったがきっとトーンからして笑っているのだろうと思った
自分と二人の時は絶対にありえないような光景が広がっているのだと
「ねえ安室さん」
「どうしたんだい？」
「Aさんって安室さんの従妹じゃないでしょ」
「まあね」
「すぐばれる嘘はよくないと思うけど」
意地の悪い笑顔で聞いて来るコナン君は健在だった
子供らしい一面が見れたと思った矢先にこれだ。
「今回は嘘はそれだけだよ。病院に通ってるのは事実だ」
「へえ。…Aさんってさ実年齢より若く見られること多いんじゃない？」
「どうして思うんだい？」
「だって＿＿＿＿＿」
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童顔なんだもん。
『で、また高校生に間違えられたのか』
『そうなんだー。ここまで来るとただなめられてるだけじゃないかなぁ』
『まあ見間違えないこともないけどな』
『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿』
あぁ、その言葉。
君が言ったその言葉。
君は覚えていますか？
『まあ、そうかもな』
『でしょ？』
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作者名：うまずたゆまず | 作成日時：2018年8月17日 20時
