検索窓
今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:31,905 hit

08 ページ8

.



環境を急に変えすぎるのはどうなのかという不安があった

同時に何かのきっかけになればと違うことをやらせたいという思いもあった



『なんかね最近調子がいいから外出してもいいんだって』

『そうなのか』

『うん。精神的にはまだ不安があるけど薬を持っていけば大丈夫だろうって』

『どこか行きたい場所でもあるのか?』

『あのね________』



意外でもあった。

もう関わりたくないと思っていたから少し許された気になっていたんだろう

良かれと思ったが



「え、じゃあ安室さんとは何ともないんですか?」

「まあ…」



まさかポアロに行きたいなんて言い出すとは。

確かに身分上行けるとこは少ないし、時間も限られてる。

だからと言ってポアロにする必要はないと思ったのだが

警察学校時代によく食べていたハムサンドが食べたいと言っていたので仕方ないと思った。

…彼女なりのやさしさに甘えていただけかもしれない。

ポアロなら常に気を配っている必要もなく自然と接することができる



「でもびっくりしましたよ。いきなり安室さんが車いすの女性連れてくるんですもん」

「すみません梓さん。従妹がどうしてもってことで」

「ごめんね。透君押しかけた形になっちゃって」



ポアロに来るにあたって約束したことは二つ

自分とは従妹の関係で通すこと。

透君と呼ぶこと。


ここまですれば普通の客は何も思わないだろう



「おじゃましまーす」



コナン君以外の普通の客…は



「初めましてお姉さん」

「初めまして」






.

09→←07



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うまずたゆまず | 作成日時:2018年8月17日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。