検索窓
今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:31,898 hit

38 ページ38

.




返信を出した翌日は公安に顔を出す予定だった。

普段溜めに溜めている書類を片付けようと思っていたのだ。


ポアロのバイトも組織の仕事も無い日はとても貴重なもので、裏を返せばそういう日にしか何処かに私用で出かけるということもない。


本庁の自分のデスクに行くとそれなりの量の書類が置いてある。それにプラス部下の書類にハンコを押したりなどやることは地味に多い。



「風見」

「はい」

「午後から僕は用事があるからそれまでに何かあったら言うこと」

「用事…とは」

「病院に、な」



すると察したのかすぐ書類整理に戻る風見。


…いい上司を持つと部下は苦労するというが、いい部下を持つと上司はもっと苦労するな。

常に部下の前にいなければ示しがつかない。


病院に行くといっても向こうにも無効なりのタイムスケジュールがある。

昼の最中だったら困るしな。



「風見、昼一緒に食べに行くか」

「はいっ!」







君に会いに行くまであと数時間。

39→←37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うまずたゆまず | 作成日時:2018年8月17日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。