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返信を出した翌日は公安に顔を出す予定だった。
普段溜めに溜めている書類を片付けようと思っていたのだ。
ポアロのバイトも組織の仕事も無い日はとても貴重なもので、裏を返せばそういう日にしか何処かに私用で出かけるということもない。
本庁の自分のデスクに行くとそれなりの量の書類が置いてある。それにプラス部下の書類にハンコを押したりなどやることは地味に多い。
「風見」
「はい」
「午後から僕は用事があるからそれまでに何かあったら言うこと」
「用事…とは」
「病院に、な」
すると察したのかすぐ書類整理に戻る風見。
…いい上司を持つと部下は苦労するというが、いい部下を持つと上司はもっと苦労するな。
常に部下の前にいなければ示しがつかない。
病院に行くといっても向こうにも無効なりのタイムスケジュールがある。
昼の最中だったら困るしな。
「風見、昼一緒に食べに行くか」
「はいっ!」
君に会いに行くまであと数時間。
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作者名:うまずたゆまず | 作成日時:2018年8月17日 20時