【歌い手】いままでありがとう。【男主】

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まふまふside

Aが轢かれた？

僕はあの時なにしてた？

熱を帯びたアスファルトの上で横たわる
驚くくらい冷たいA。

そして、留めなく溢れでる赤い液体。

泣きじゃくる僕。

遠くで聞こえるそらるさんや96ちゃんの声

けたたましく響く救急車のサイレンの音。




僕はあの時なにしてた？

いや、なにが出来た？

できる事はあったはずだ。

写真を撮ってる観衆をこの場から離れさ
せるとか。

救急車を呼ぶとか。

Aに呼びかけるとか。


たくさんたくさん出来る事があったはずなの
に。


何も出来なかった。

たまたま通りかかった天月くんだって救急車
を呼んでくれた。

そらるさんと96ちゃんは、Aに必死に
呼びかけてた。


今更悔やんでも、意味がないのは分かってる。

けど、嫌なんだ。あとたった1週間の命の人で
も、僕を庇って誰かが死ぬなんて。

Aなら尚更だ。僕の大切な人だもん。

Aの歌で、笑顔で、言葉で救われた。

なのに、僕はまだ何にも返せてない。


今からだったら遅いかもしれない。

けど、後悔はしたくないから。

俺はAのおかげで変われたんだ。





ーーーーー(╹◡╹)ーーー(╹◡╹)ーーーーー
作者の部屋


一人称「俺」のまふくんもええですねぇ、。

ちなみに、「熱を帯びた〜」の文章は3年
前くらいに書いた小説での文章です。

つい、出してしまいました。

僕が厨二にハマってた頃のノートからの言葉
なんで、他の言葉が痛々しかったです。


あのノートは黒歴史です。

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