Spotlight. (ページ7)

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『あっ、翔也くん！』
「今日もピンチェキからで！」
『今日も来てくれてありがとう〜』
「今日も楽しかった！Aちゃん可愛かった」
『本当に？翔也くんはいつも褒めてくれるから嬉しいなぁ(笑)』

今日もうさぎ〜と笑いながらこの間とは少し違ったうさ耳ポーズをしてくれた。なんか自分だけの特別なものに思えて、それがまた嬉しくなる。

『…あ、今日汐恩一緒じゃないんだね』

僕の後ろに並んでるヲタクの顔を見て、少し悲しそうに言ったAちゃん。

「あー、なんかトイレ行ってから並ぶから先行ってって言われて」
『…そっか(笑)』

トイレなら僕もついて行って待ってようか？って聞いたのに、長くなりそうやから！と言われてしまえばこちらからは何も言えない。
お腹痛かったのかな？

『そういえば翔也くん2マンは来てくれる…？』
「うん？もちろん、行くよ！」

Aちゃんの出るイベントは何がなんでも絶対行きたいもん。

『よかった〜…メン地下と2マンさ、結構行かないって言ってくる人多くて…翔也くんも来なかったらどうしようって不安でさ』
「あー…(笑)」

確かに、TLは賛否両論、色んな意見で溢れてた。僕のフォロワーはメン地下のヲタクの女の子が怖くて無理！！！って嘆いてたし。

「祥生がチケ発頑張ってくれて今回も1桁貰えたから4人で最前行けると思う！」
『さすがしょせ〜(笑)4人ってことはカイちゃんも来るんだ！最前に4人いたら女の子のファンの子達も、メン地下さんもびっくりしちゃうね(笑)』
「流石にプリホワの時は場所変わるよぉ、無理無理！(笑)」
『そっか(笑)可愛いファンの子いっぱいいると思うけどナンパしちゃダメだよ〜』
「しないよ！？Aちゃんよりかわいい女の子いないもん！」
『…翔也くん、反則(笑)』

思ったことをストレートに言っただけなのに、照れて頬が赤くなるAちゃんにこっちまで照れてしまう。
ずるいなぁ、この子は。

「もう1枚来るね」
『うん、ありがとう！またね！』

バイバイ、と手を振って長い列の最後尾に向かった。