Spotlight. (ページ5)

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〇これは絶対私信じゃん！ページ5

大平「今日もおつかれ！」
「唐揚げ頼んでいい？」
大平「ええよー、あ、塩キャベツも」
鶴房「…ポテサラ」
「他適当に頼んでいいー？」
大平「翔也に任せたらテーブル食いもんだらけになるやん(笑)」
「残ったのは全部食べるから！」

現場終わりはイツメンで居酒屋に直行するのもお決まりの流れ。今日のライブの感想とか、チェキを見せあって語り合うだけの集い。

大平「汐恩はなんでそんなふてってるん(笑)」
鶴房「今日列長くて全然回されへんかった」
「今日何枚撮れた？」
鶴房「7」
「あー…」
鶴房「対バンやし10はいけるかなって思ってたんやけど…あいついつからあんな人気になってん」
大平「Aのとこはもう軽くディズニーアトラクションだからね(笑)」
鶴房「運営も下手くそやねん、1回に3枚まではまとめ出しOKとかしてくれればさぁ」
大平「確かにそれはありやな」

運営に対する愚痴も何度聞いたことか。
僕には分からない世界だ。

そんな中ピコン、と通知が鳴った僕と汐恩のスマホ。
鶴房「おっ、今日のツイートやん。…あぁぁぁ…」

スマホを開くなりまた項垂れる汐恩。

鶴房「こんなん完全に翔也に私信やん！！…はぁ」

私信？なにそれ？と思いながらツイートを見る。

「…っえ！？！？」

Aちゃんが『翔也くんはうさぎっぼいから』と言ってくれたのを思い出し、うさぎさんポーズをしてくれたチェキとスマホを交互に眺める

大平「汐恩顔！(笑)」
鶴房「なにもうAなんなん！」
「やばぁ…(笑)」
大平「翔也デレデレやし(笑)カオスやなぁ」

鶴房「あんなん目の前で見てたら分かるやん、これもう翔也のやつやん」
大平「汐恩だってAから色々してもらってるやろ？」
鶴房「…」(ブスーッ)

そうだよね、汐恩にとってはこんなの日常茶飯事のことなのかもしれない。
でもやっぱり嬉しいものは嬉しい！

鶴房「ちょ、祥生お前なに動画リプ送ってんねん！」
「え？なに？」
大平「やって汐恩と翔也めっちゃおもろいやん(笑)」
鶴房「しかもAすぐ祥生にリプ返したし！」
大平「ほんまや(笑)いやーやっぱA対応ええな。明後日はAのチェキ撮りに行こ」
鶴房「お前1回サヤカにしばかれてこい」
大平「サヤカちゃんには言わんとってや！」
鶴房「つうかなんで祥生はAのことは呼び捨てやのに推しにはちゃん付けてんねんおかしいやろ！」
「汐恩、怒ってるとこそこなの(笑)」

汐恩と祥生の小競り合いを横目に唐揚げを頬張る。
今日はいい日だ。