その未来へ２ (ページ27)

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パフォーマンスが終わってコメントも終わり、ステージ袖にはけて9人で抱きしめ合う。

「お疲れ様ぁ〜！楽しかった〜…！！」
中野「Aラップまじで良かった」
田島「いや、あそこ本当にかっこいい」
「ありがとう〜…みんなも最高でした」
西「後ろにAいるって思ったら頑張れた」
「今日の西くんの背中いつもの何倍も大きくて安心感あったよ」

それぞれにお礼を伝えながら待機の部屋に戻ると、見ていてくれた他の練習生たちが拍手で迎え入れてくれた。

柾哉くんたちAnotherDayはスタンバイでいなくなっちゃってたけど、なるくんが立ち上がって振り返りながらAちゃーん！って名前を呼んでくれて嬉しかった。

前から詰めるように空いている椅子に向かうと隣には蓮汰が。前に座っていた大夢くんにかっこよかったよ！と声をかけれたから拳を突き出しておいた。

西島「次AnotherDayですよ」
「ね、柾哉くん見なきゃ」
西島「匠海くんも見てあげてください(笑)」

そういえば最近匠海くんと全然話してない気がする。ちゃんと見て戻ってきたら感想伝えてあげよ。
でも当たり前に柾哉くんも冬馬さんも見たいしなぁ。

目がいっぱいあればいいのに。

西島「AちゃんAちゃん、」
「ん？」

モニターを見ながら待っていると、蓮汰が声を掛けてきて。

西島「今日のパフォーマンスのAちゃんが今までで1番輝いてました」

そう言って笑う蓮汰にびっくりていると、ニコリと微笑んで「1番楽しかったですか？」って聞いてきて。

「うん、また1番を更新しちゃった」

そう言うと蓮汰は満足そうに笑っていた。