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理人を部屋まで送り届けたあと、レッスンに戻ろうと階段をかけ下りる。
思ってたより時間かかってしまったなぁ、と思いながら扉を開けるとまだ7人残ってくれていた。
西「A！」
西島「おかえりなさいAちゃん」
中野「理人は？」
「今日は部屋に戻らせて、明日から頑張ろうって話した」
田島「そっか、ありがとう」
小池「Aちゃんは大丈夫？」
「うん、大丈夫だよ」
西「俺らもあの後話してさ、理人1人に頼り過ぎずみんなでやろうって話になって…
Aも、なんか思うことあったら言って欲しいし、1人で考えないでな」
「ありがとう西くん」
話し合いをした7人の顔はスッキリしていて、これならきっと明日理人が戻って来ても安心だなぁ
笹岡「ところで何話したんですかお二人さん(笑)」
上田「Aの肩がちょっと濡れてんだよなぁ〜」
笹岡「出る時も手繋いでたし？」
上田「青春だなぁ〜(笑)」
とニヤニヤしながら近付いてくる2人。
「…たじくん、この2人きもい！！！」
田島「あんまりAのこといじめないであげて〜(笑)」
さぁ気持ちを切り替えて今日はもう少しだけ頑張ることにしよう。
「ところで、西くん」
西「ん？」
「早速1ついいですか」
西「おう、何でも来い」
「ダンス、基礎から教えてください」
西「…うん、やろっか！」
HIPHOP調の曲は基礎がなってないと意味が無い。動きだけを真似してもダサくて、なんかこう…少し前までの雄大くんみたいなダンスになるっていうか(雄大くんごめん)
だからここは練習生1ダンスが上手と言っても過言ではない西くんと同じチームになれたという特権を最大限に活用するしかないと思った
西「A動き自体はめっちゃいいからさ、細かいとこに気を配るだけでだいぶ変わるよ」
西島「僕も一緒にやります」
西「おー、蓮ちゃんもやろやろ」
中野「あ、俺もやる！」
遅れてGoosebumpsに合流してきた組は特に頑張らなきゃいけない。なんとしても、みんなで1位を勝ち取るんだ。
結局いい時間まで8人で練習して、徐々に今日はこれで帰るわ〜、と抜けていくメンバーもでてきて、今レッスン室にはたじくんとわたしと蓮汰と西くんの4人。
西「俺理人のところ寄って部屋戻るね」
西島「お疲れ様です」
田島「お疲れ」
西「3人も遅くまでやり過ぎないように」
「うんまた明日ね」
そう言って部屋を出ていった西くんの背中を見送り、3人でゴローンとその場に寝転がる
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作者名：う | 作成日時：2021年7月8日 12時
