ハイスペック彼氏【rbr】 ページ22
「ほんとに彼女居た事ないの？」
「…お、おん」
「嘘、絶対嘘」
どうしてこんなに良い男に彼女が出来なかったのか意味が分からない。
平均身長よりは少し低いが、雑面を取れば目がおっきくてそれはまあ端正な顔立ちだ。声だって良い。ピアノだって弾けるしサックスも吹ける。ゲームも上手いし面白い。こんな高スペックが何故今までモテなかったのか本当に訳が分からない。
「あんさん以外に好きって言われたことすらないわ。バレンタインもあんさんが初めて。…恋人繋ぎだって初めてやったわ」
「ほんと？」
「嘘やったとしてもそんなつまらんの俺は吐かん」
照れたのか頬杖をついたロボロはぷいと顔を背けた。隠しきれない耳が真っ赤で思わずくすりと笑ってしまう。
あ、笑ったやろ！！ と私の頬を抓る彼。仕返しに私も彼の頬を抓った。子供みたいなじゃれ合いで童心に帰ったみたいで心がじわりと暖かい。
私は別に顔が可愛い訳じゃない。スタイルだって特別いいわけでもないし、声だって可愛くない。性格も良いわけでもないし、特技という特技なんかなくて何でロボロの彼女になれたのか皆目見当もつかないのだ。
だから時々こうして不安になってしまう。もし昔、彼に彼女が居たとしたら、きっと私は昔の彼女に勝っていた所なんて何も無かったのだろう。そのうち私は飽きられてぽいと捨てられてしまうのだろう、と。
私は重い女なのかもしれない。それを隠しているつもりだが、きっと隠しきれていない部分はあるのだろう。
「ロボロ、私が何の連絡もしないで何処か遠くに行っちゃったらどうする？」
「なんや急に」
「少し気になったの」
「そんなの地球の反対側に行ったとしても地の果てまで追っ掛けて捕まえたるわ。それでも逃げるんやったら捕まえて俺の家でずっと一緒に暮らしてもらう」
さも当たり前のように返された言葉に心臓がぎゅっと締め付けられる。やっぱり私はこの人が好きだ。大好きだ
I can’t live without you !!
終わり
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姫鶴(プロフ) - リクエストです。二つって大丈夫ですか？「I want to be cute powered 」グルさん、可愛く有りたい」で、二つ目が「」can not become obedient、素直になれない」エミさんでお願いします！どちらか一つでも大丈夫です！ (2018年10月21日 0時) (
レス) id: 2e70da2045 (このIDを非表示/違反報告)
橘欅(プロフ) - 姫鶴さん» 勿論。喜んでお受けします！ (2018年10月14日 13時) (レス) id: 4f6b87549d (このIDを非表示/違反報告)
姫鶴(プロフ) - めっちゃ良かったです！！それと、また今度になるかもですけど二回目のリクエストとかってアリですか？ (2018年10月14日 0時) (レス) id: 2e70da2045 (このIDを非表示/違反報告)
橘欅(プロフ) - 姫鶴さん» 書いていて楽しかったです。お気に召したようならば幸いです。リク有難うございました！！アレでしたら書き直しますのでその時は言ってください (2018年10月13日 22時) (レス) id: 4f6b87549d (このIDを非表示/違反報告)
姫鶴(プロフ) - リクエスト良いですか！エミさんで,you alwys on my mind.(あなたは常に私の心に。)で学パロをお願いできますか？ (2018年10月13日 13時) (レス) id: 2e70da2045 (このIDを非表示/違反報告)
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