8 ページ8
TN「そういえばこの間Aに彼氏いるか聞いて欲しいってお客さんに言われたんだけど」
「はー」
TN「あ、その反応は居ないね」
「居るって言っておいて」
TN「嘘つき。居るならどこの誰？」
「大学の同級生」
TN「大学に友達居ないくせに」
「居るよ」
TN「この前講義なかった事、誰にも教えてもらえなかったのに？」
このテンという男はかなり記憶力が良いし観察力や勘が鋭く、分析力にも優れている
簡単に言うと敵に回したくない男
TN「Aを手なづける男見てみたいね。今度連れてきてよ」
「嫌。とにかく今後そういう話は全部断って」
TN「はーい、代わりにテンの番号あげようっと」
「好きにして」
暫く忙しく喋る暇もなくなって黙々とドリンクを作っていると「ゲッ」という声が聞こえた
声のする方を見ると昼に見たマークの後輩がいた
えーっと誰だっけ？
あ、そうだ。ヘチャンだ。
まあいいや。顔を逸らしてカップに氷を入れていく
「無視かよ」
とデカい独り言が聞こえたけどスルー
ドリンクを作り終えてベルを鳴らす
すると、ヘチャンが取りにくる
HC「お前マクヒョンのなんなの？」
「友達」
HC「友達だったらさ、マクヒョンのこと解放してくれない？お前が邪魔でマクヒョン恋愛もできないんだよ」
「はあ、別に束縛してないし。」
HC「よく言うよ。いつも後ろ付き纏ってる癖に」
「勘違いして欲しくないんだけど、マークが私のところに来てるだけで付き纏ってない」
HC「言ったな？じゃあ、これからヒョンに彼女が出来ようと邪魔するなよ」
「さっさとドリンク持ってけよ。後ろつっかえってんだよ」
と悪態ついた瞬間舌打ちして睨まれる
ああ、コーヒーあいつの頭にぶっかけてやればよかった。
せっかくのアルバイト時間もあいつのせいで台無し
TN「マークって子が彼氏なの？」
「違う」
TN「ふーん」
テンはうっすらと笑みを浮かべてイライラしてたらダメだよー。テンの奢り。と笑いながら私の横に私のお気に入りのレモネードを置いてく
なんだかんだいい奴なのでテンのことは嫌いになれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 380人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えむ(プロフ) - めいさん» コメントありがとうございます♡読んでいただきありがとうございます！嬉しいお言葉とても励みになります〜！！ (7月19日 12時) (
レス) id: b3f0bce012 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 初コメント失礼します！こちらのお話とても面白いです！えむ様のペースで更新頑張ってください！応援してます(^^) (7月18日 10時) (レス) id: 99b920e054 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えむ
| 作成日時：2023年7月10日 0時
