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『さてと…恐らく、あそこにあるのが魔法石なのでしょうが、
私一人で簡単にとってしまったところでは意味がございませんね。』
ユウたちが無事炭鉱を出て行ったことを気配で確認し、Aは化け物にある魔法石を一瞥した。
彼女の言う通り、ファナリスである彼女の身体能力ならば、あの化け物の攻撃を躱して魔法石を取ってくることなど容易にできる。
ただ、Aがそうしなかったのにはある考えがあったためである。
『(今まで一人で戦ってきた私と比べて、彼らには力を合わせることが出来る者がいる
ここは彼らが力を合わせて、更なる高みへと向かうことのできるチャンスですね。)』
化け物の攻撃を躱しながら、協力の“き”の文字も見えないような彼らに苦笑をした。
『あとは
ｸﾞﾘﾑ「やい、バケモノ！
コ、コココッチなんだゾ！」
しばらく経ってから炭鉱の入り口からグリムの声が聞こえた。
恐らくなんかしらの作戦なんだろうと思ったAは、化け物を炭鉱の入り口のグリムの元へと導いた。
Aの姿が見えて、ユウは一安心したかのように肩を撫で下ろした。
『あとはお任せしてよろしいでしょうか？』
「うん！ありがとう、Aちゃん！！
やいバケモノ！ここまでおいでー！」
グリムに続いてユウが炭鉱から出てきた化け物を挑発し始めた。
その挑発に見事に引っかかった化け物は、徐々に洞窟から引き離されていった。
ｸﾞﾘﾑ「だいぶ洞窟から離したんだゾ！」
「今だっ！」
ユウが合図を送ると、エースが魔法で大きな風を起こした。
そしてその風に乗せてグリムが炎を噴いた。
風と炎の相性は良い。グリムが出した炎は今までに見たことない威力になって、化け物に襲い掛かった。
炎に襲われて身動きが取れなくなっている化け物に向かって、次はデュースが魔法で召喚した大釜が襲い掛かった。
それは見事にヒットし、化け物は大釜に下敷きにされてついには動けなくなってしまった。
『皆様、お見事です。』
ﾃﾞｭｰｽ「あいつが足止めをくだってるうちに魔法石を取りに行くぞ！」
デュースの掛け声に続いて、皆は再び炭鉱の中へと入って魔法石のあった場所へと向かった。
無事に魔法石を手にすると、大釜に押しつぶされた状態の化け物が暴れだし、大釜を押しのけようとし始めた。
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暇人(プロフ) - レオナって姓ですか？名ではなく？ (2023年4月6日 22時) (
レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます！修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです！ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ！そういう使用だったらｽﾐﾏｾﾝ!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yume | 作成日時：2020年4月28日 16時
