24 ページ27
―――――――――――ドワーフ鉱山――――――――――――
クロウリーに言われた通り、鏡の間からドワーフ鉱山へと移動した一同。
初めて…恐らく転移魔法にAとユウはどこか楽しげであったとか…。
ﾃﾞｭｰｽ「ここがドワーフ鉱山…
一昔前は魔法石の採掘で栄えたらしいが…」
『見る影もございませんね。
取り尽くすだけ取り尽くして、残りは放置…。人間のやりそうなことですね。』
ｸﾞﾘﾑ「うぅ…なんか出そうなんだぞ…」
オンボロ寮での経験から、グリムはお化けなどの系統を全く怖がらないAの傍を離れなかった。
ｴｰｽ「あ、奥の方に家がある。話聞きに行ってみよーぜ。」
「誰かいるようにも見えないけど…」
一先ずエースの提案に乗り、視線の先になる家に入っていった一同。
ユウの予想通り住民はいないようで、家具は散乱しており部屋のいたるところにクモの巣が張り巡らされており、恐らく長い期間誰も暮らしていなかったであろうことを物語っていた。
ｴｰｽ「ここでこうしててもしゃーない。魔法石があるとすれば炭鉱の中だよね。
とりあえず、行ってみよーぜ。」
特に手掛かりも見つかりそうにない家から皆が出て行く中、Aはとあるものを手にしてから彼らの後を追った。
ｸﾞﾘﾑ「こ、この真っ暗な中に入るのか！？」
ｴｰｽ「ビビってんのかよ。だっせー。」
炭鉱の入り口から中の様子を覗いて声が上ずるグリムに、それを茶化すエース。
また喧嘩が始まってしまう！と思い、ユウは必死にグリムを宥めていた。
その一方で止める様子を見せないで、一人何かをしているAに気づいたデュースが声をかけた。
ﾃﾞｭｰｽ「何をしてるんだ？」
『先ほどの家にランプがあったので、拝借致しまして…。』
ただ使ったことがないので、使い方がわからなくて困っております。本当に困ったように言ったAからデュースはランプを受け取ってそれを調べた。
ﾃﾞｭｰｽ「火の気があれば普通に使えそうだな。」
『本当ですか！グリム、お力添えを！』
そう言ってグリムの元へと向かったAの後ろ姿を眺めながら、“Aがいた世界には、ランプがなかったのか？”と、至って普通なランプを一瞥して、そう思ったとか―――
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 904人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暇人(プロフ) - レオナって姓ですか？名ではなく？ (2023年4月6日 22時) (
レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます！修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです！ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ！そういう使用だったらｽﾐﾏｾﾝ!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yume | 作成日時：2020年4月28日 16時
