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耳をすませば、グリムと一人の男子生徒が何やら言い争っているようだ。
ｳﾞｨﾙ「朝っぱらから騒がしいわね。一体何なのかしら…。」
『(ユウ一人じゃ止められなさそうですね…)
シェーンハイト様、申し訳ございませんが私はこれにて。
それと、私はAと申します。』
ｳﾞｨﾙ「Aね。わかったわ。
それと、私のことはヴィルでいいわ。」
『承知致しました。ヴィル様。
では、失礼いたします。』
ヴィルに一礼をすると、Aは持ってきていた掃除用具を手に、一瞬でその場を後にした。
ｳﾞｨﾙ「(昨日から思ってたけど、すごい身体能力ね。
…あんなに小さな女の子なのに)」
『(ふむ…この世界の方々は、姓より名で呼ばれたがる方が多いのでしょうか…)』
Aがそんなことを思いながら、グリムたちがいる石像の並んだ場所につくと、
そこにはグリムと左目元にハートのマークがある青年が魔法の打ち合いをしており、周囲の生徒はどこ吹く風…それどころか、煽っている始末であった。
そんな中ユウは泣きそうになりながら二人に止めるよう言い聞かせていた。
グリムが青年に向かって炎を噴き、青年が風の魔法を使って炎の軌道を変えた。
すると―――――
??「あ゛ーっ！やべっ！
ハートの女王の石像が黒焦げに！！」
『(あらま、見事に真っ黒ですね)
ユウ、大丈夫ですか？』
「Aちゃん！！」
Aの到着に、ユウがホッとしたのもつかの間…、グレートセブンの一人であるハートの女王の石像が真っ黒こげになってしまった状況に、頭を抱えた。
その後、グリムも青年もお互いに責任を擦り付けているのを見てAが口を開こうとしたとき―――
ｸﾛｳﾘｰ「こらー！！！なんの騒ぎです！！」
騒ぎを聞きつけたクロウリーがメインストリートへとやってきた。
ユウはこの世の終わりかのような表情をし、グリムと青年は顔を真っ青にしその場から逃げようとした。
そしてAは…
『元凶である貴方様方が逃げるなど言語道断。逃がさないですよ。』
グリムと青年の首根っこを掴み、あろうことかクロウリーに向かって献上した。
そんな彼らがクロウリーの愛の鞭によって成敗されたことは言うまでもない――――
→
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暇人(プロフ) - レオナって姓ですか？名ではなく？ (2023年4月6日 22時) (
レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます！修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです！ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ！そういう使用だったらｽﾐﾏｾﾝ!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yume | 作成日時：2020年4月28日 16時
