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ｸﾛｳﾘｰ「貴方達、女性だったんですか！？」
「今まで気づかなかったんですか！？」
ｸﾛｳﾘｰ「これ以上の異常事態は嫌だったんで、必死に目を反らしていたんです！！」
『女に生まれてしまい、申し訳ございません。』
ｸﾛｳﾘｰ「えっ！？貴女そんなネガティブでしたっけ！？」
急に自身の性別について謝りだしたAにクロウリーは更に慌てた。
ユウも、「私、同じ境遇にあるのが同性で…。ううん、Aちゃんで良かったと思ってるよ！」とAを励ました。
そんなユウの言葉に、Aは胸が温かくなるのを感じた。
『(私で良かった…なんて初めて言われました。)』
名前がそんなことを思っている間に、クロウリーは何か閃いたかのように声を上げた。
ｸﾛｳﾘｰ「そうだ！
学園内に今は使われていない建物があります。
昔、寮として使われていた建物なので、掃除すれば寝泊まりぐらいはできるはずです。
そこであれば、しばらく宿として貸し出して差し上げましょう！」
『私、別に屋外でも構いませんよ？』
ｸﾛｳﾘｰ「私が構います！
身寄りもない女性を屋外に泊まらせるなんてありえません！！」
クロウリーの気迫に満ちた勢いに、Aは思わず『すいません…』と謝った。
素直に謝ったAに彼は「解れば良いんです」と言って彼女の頭を優しく撫でた。
ｸﾛｳﾘｰ「貴女達がその建物にいる間に、元いた場所に帰れる方法を探るのです。」
「(意外と、良い人なのかも…？)」
ｸﾛｳﾘｰ「あ〜なんて優しいのでしょう、私！
教育者の鏡ですね。」
「(自分で言わなきゃ良いのに…)」
少しクロウリーを見直したユウだったが、すぐにその好感度は元に戻ったとか―――
ｸﾛｳﾘｰ「では善は急げです。寮へ向かいましょう。
少し古いですが、趣のある建物ですよ。」
―――――――――――――オンボロ寮――――――――――――――
「『これは…』」
「趣がありすぎる。」
『ちゃんと屋根があります。』
Aの感想に、ユウとクロウリーが「えっ？」と思ったのは言うまでもない。
そんな二人の視線に気づいて、Aは言葉を続けた。
『…すいません。
今まで与えられていた居住地には、屋根があったことなどなかったので。』
ふむ…この世界では屋根がある建物が普通ということですね。
そう言ったAに、ユウたちは彼女に対しての謎が深まる一方であった。
→
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暇人(プロフ) - レオナって姓ですか？名ではなく？ (2023年4月6日 22時) (
レス) @page36 id: 1a2776719b (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - みきさん» みき様。ご指定いただきありがとうございます！修正いたしました。 (2020年5月14日 22時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 27で闇の鏡が時の鏡になっていますよ〜 (2020年5月14日 4時) (レス) id: 2125c44ced (このIDを非表示/違反報告)
yume(プロフ) - 神羅課長さん» 神羅課長様。純粋なミスです！ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月5日 23時) (レス) id: 712fb079e3 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 5が2回続いていますよ！そういう使用だったらｽﾐﾏｾﾝ!! (2020年5月5日 22時) (レス) id: 16ea087c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yume | 作成日時：2020年4月28日 16時
