七話 ページ8
他のターゲットは詳細を貰っていないので守りようがないが、今回俺が担当したターゲットはしっかり証人保護プログラムを受けられるよう公安に話しておいた
時間も精神も削られた消耗戦だったが、なんとかやり遂げて今はひと段落着いている
ジン「
『少しでも足がつくのは消したいじゃんか』
ジン「てめぇのそういう所を新人には見習って欲しいもんだ」
あいつらは荒すぎる、と残虐行為平気でやるジンさんが言い始め、人のこと言えないと思うけどという言葉は飲み込んだ。変な事言って機嫌損ねると怖いもんね
仕事も終わってさぁ帰ろと立ち上がると、そのまま帰らせてもらえずジンさんに襟を掴まれ、そのまま愛車のポルシェに放り込まれる
俺の中で宇宙が広がる中、ジンさんは「どうせ予定ねぇだろ」と言われた
『……突然の事で全くわからないんだけど』
ジン「今回は仕事含めだったからな。今度こそプライベートだ」
『おっ?それなら嬉しい』
仕事がキツイし明日から公安に行って書類を纏めなきゃ(徹夜確定)なので、二連続で組織系の仕事はご遠慮願いたかったのだ。あぁ良かった何も考えずにご飯行けそうで
《焼肉店》
『まさか昼の話の伏線ここで回収するたァ思ってなかったよ!!』モグムシャァッ
ジン「おうそうか」
ジンさんに連れられてやってきた焼肉屋さんでテンションを上がりまくりな俺は、ルンルンと好きなお肉を頼んでは焼いて食べた
公安の給料は安定していて組織に潜入してるから通常より給与も良くなってるけど、酷く贅沢してたらあとが怖いって貯蓄してるからね
まぁ組織で貰う給与の方が凄いからいつもはそっち使ってるよ!!へっ!!貰えるもんは貰ってるから!!人道に反することはしてないからね!罪悪感もないよ!!!!
『そういえば最近ウォッカさん会ってないけど元気?』
ジン「てめぇの話は突拍子もねぇな。……元気だよ、相変わらず仕事でミス連発しやがる時もあるが」
『でもサポート特化だから許してあげてね』
ジン「それは痛感してる」
バラした人間の名前とか、と付け足して言ったジンさんに本当必要最低限の名前しか覚えられないもんなぁとご飯を頬張る
用済みとわかったら余裕で消してその消した人の名前を秒で忘れるからポ〇モンかな?って思う時も少なからずだ。12、3!ポカン!って感じで忘れるんだもん
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作者名:アンドゥ | 作成日時:2020年3月11日 1時