十三話 ページ15
気がつけば、目の前には見慣れない天井。
少し埃っぽい匂いのする部屋で、自分は布団に寝ていた。
いつの間にか気を失っていたようだ。
身を起こそうとした時、左の脇腹に痛みを感じ顔を歪める。
「A、気がついた？」
優しい声に振り向けば椅子から立ち上がるエミリーさんの姿が目に入った。
『エミリー、さん。自分は一体…』
「ゲーム中に気を失ったのよ。イソップさんが貴女を運んで来てくれたの」
『えっ、イソップさんが？』
「彼が出した棺から、気を失った状態の貴女が出てきたって話していたわ」
エミリーさんは気を失っていた間のことを話してくれ、大体理解した。
ゲーム終了間際、チェアに座らされた自分はイソップさんの能力により脱出する、はずだった。
しかし気を失ってしまっていたため、棺前に待機していた彼が自分を連れ、ゲートから出てくれたという。
結果自分は行方不明扱い。
他三人は無事脱出したという。
『……そう。でも三人が無事に逃げられたなら良かった』
イソップさんには迷惑をかけてしまったな…とは思いながらも、役割を果たせたことにホッとする。
彼には、御礼を言わなければならない。
今後も自分が身代わりになれば…ゲームには勝てるのだから。
そう考えていた時、ふいにエミリーさんが口を開いた。
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夏目(プロフ) - 続きってないんですか？ (2019年7月18日 15時) (
レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜漬け(プロフ) - りょうです。さん» ありがとうございます！そう思って下さっている方が居ると知れて嬉しいです^^* 励みになります！ (2019年2月28日 19時) (レス) id: 414c0d4d99 (このIDを非表示/違反報告)
りょうです。(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！！待ってます！！ (2019年2月23日 23時) (レス) id: f9bb48da83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜂蜜漬け | 作成日時：2019年1月29日 5時
