プロローグ ページ1
ある街に、どんな傷や病気、はたまた災いでさえも一瞬にして癒してしまうと言われた人物が居た。
人は皆その人を「先生」と呼び、とても親しく接していた。
《A先生っ、ありがとうございます！お陰でこの子も元気になりました。》
《ありがとうねぇ……体が軽くなったよ。これも先生のお陰ね。》
《A先生っ、ありがとう！！》
″どういたしまして。
またいつでも言って下さい。
貴方様の身代わりになりますから。″
神の力を持つ存在。 神の子。
街の人にとってはとても便利で有難い力。
彼女を必要とする者達は後を絶たなかった。
しかし、その力にも限界というものが存在したのだ。
いつしか彼女の力は忌み嫌われるものとなっていく。
街から追い出された彼女は、ひっそりと誰にも知られること無く暮らしていた。
だから、今手元にある手紙に彼女は疑問を抱いている。
『……誰が、手紙なんぞを私に』
差出人は″ナイチンゲール″。
聞いたことの無い名前だ。
しかし宛名は間違いなく自分自身であり、首を傾げる。
いつまでも不思議に思っていても仕方が無い。
手元にある封筒の端を綺麗に切れば中身を取り出し読む。
『……ん？ 招待状とは、何の事やら』
中にはとあるゲームへの招待状が入っていた。
訳が分からない。
何故自分にこのようなものが送られてきたのか…。
『これも……運命、かね』
怪しさしか感じはしなかったが、不思議と行かなければならない……そんな風に感じ彼女は身支度を始めた。
どうせ居なくなったって誰も気付きやしない。
ならば流れに身を任せてみるのも、また一興ではないかと…。
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夏目(プロフ) - 続きってないんですか？ (2019年7月18日 15時) (
レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜漬け(プロフ) - りょうです。さん» ありがとうございます！そう思って下さっている方が居ると知れて嬉しいです^^* 励みになります！ (2019年2月28日 19時) (レス) id: 414c0d4d99 (このIDを非表示/違反報告)
りょうです。(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！！待ってます！！ (2019年2月23日 23時) (レス) id: f9bb48da83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜂蜜漬け | 作成日時：2019年1月29日 5時
