23 戦闘訓練[6] ページ27
「常に下学上達!一意専心に励まねばトップヒーローになど慣れませんので!」
出久は保健室に運ばれて不在だったが、講評が進められていた。
Aはツンとして胸を張る八百万を、関心したように眺めていた。
的確に言葉短く、爆豪の私怨による独断行動、そして出久も同様の屋内での大規模攻撃の乱発、お茶子の気の緩みや攻撃の乱雑さを指摘。
しかしただ欠点を言うだけではなく、飯田の取った対策、対応も評価することを忘れない。
少し前に立っている飯田君の背中は感動故が小刻みに震えていた。
「ももちゃんよく見てるね」
「状況を的確に把握し判断をするのも、ヒーローになる為に必要なスキルですわ。Aさん、そろそろ移動しなくて宜しいのですか?」
「あ、そうだね。2人待たせちゃ悪いから行ってくる」
八百万の視線の先は葉隠と尾白の後ろ姿。
手袋がぴょんぴょん跳ねている事からするに葉隠が呼んでいる。
「頑張ってくださいね、その・・・、轟さんは推薦合格者ですから気を抜いてはいけませんよ」
八百万が小声で耳打ちしてくれる。
なるほど、推薦と言う事はヒーロー科最高峰たる雄英から直々に”来てくれないか”とスカウトされたって事だ。
それ程の実力者ならばオールマイトが3人がかりでやらせるのにも納得が行く。
「わかった、ありがとももちゃん。頑張ってくるよ」
その一言で俄然やる気が出てきた。
グッと右の拳を握ってもう一度「頑張る」とガッツポーズをして、葉隠達の元へ駆ける。すると後ろから次々と声が飛んできた。
「頑張ってねAちゃん!」
「ガンバ」
「A!気張れよ!」
「Aさん!応援しているぞ!」
お茶子、耳郎、切島、飯田、みんなが手を降ってくれていた。
なんだろう、少しこそばゆい。
これだから嫌なんだ、アルビノってのは。
そう思って赤くなった耳と顔を隠して皆に手を振り返した。
ーおまけ(台本書き&NOT会話成立)ー
耳「耳真っ赤、かわえぇ・・・」
茶「白いから余計目立つよね!」
八「きっとメラニン生成の遺伝子欠損による先天的なメラニン色素の欠乏、俗に言うアルビニズムの方ですわね。昔は偏見などあったようですが、とても美しい生命の神秘だと私は思います」
切「だからあんなに白いのか!本当にな、なんかもう神々しいよな」
峰「あの開いた背中は、撫で回せって事だよな?あの隙間に手を突っ込めっていう天からの啓示なんだろおぉぉ!?」
電「それな」
オ「あの・・・そろそろ始めていい?」
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はるにゃー(プロフ) - わかります...!! (2018年3月14日 20時) (レス) id: a8130d6d57 (このIDを非表示/違反報告)
ておどーる(プロフ) - はるにゃーさん» コメントありがとうございます!良いですよね、、、ハスミンのサイコパスみが最高です( ˘ω˘ ) (2018年3月14日 20時) (レス) id: 5fabf8878f (このIDを非表示/違反報告)
はるにゃー(プロフ) - 悪の教典面白いですよね! (2018年3月14日 20時) (レス) id: a8130d6d57 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - ておどーるさん» 次からは気を付けた方がいいですよ〜更新頑張ってください! (2018年3月13日 21時) (レス) id: b712ea93b0 (このIDを非表示/違反報告)
ておどーる(プロフ) - 雪兎さん» 御報告ありがとうございます!確認不足申し訳ないです、解除いたしました。 (2018年3月13日 21時) (レス) id: 1b153ac47e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ておどーる | 作成日時:2018年3月13日 20時