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――場所は戻って校長室。
相澤が深いため息をつきながら、面倒そうに言った。
「スマン、あの後・・・今朝か。体育祭でのお前の処遇で、思いの外意見が割れた。俺はお前を参加させたいんだがな」
「結局賛成が多数だったんだけど、最終決定は本人に決めてもらおうと思ってね。ウチの体育祭は過去のオリンピックに変わる日本のビックイベントの一つ！テレビは勿論全国放送、顔も個性も実力も、バッチリ世間にしらしめることができる！だけどね、その一方敵に目をつけられている君の参加は危ないって話が少なからず上がっていてね。君はどうしたい？」
「・・・」
どうしたいと聞かれても。
そんなの決まってる。
「出ます」
「即決！いいね！」
サムズアップで根津はHAHAHA！と小さい体で豪快に笑う。
「念書でも書きましょうか」
「そんなの必要ないさ！今年の体育祭の警備は例年の5倍、そしてチェシャ君と僕が共同でセキュリティシステム強化に尽力する！安心して思い切り楽しんでおいで！」
「・・・ああ、なるほど」
その根津の言葉で昨日聞いた会話がふと蘇る。
――「一昨日言った通り、君には雄英セキュリティシステムのアップグレードに尽力してもらうよ」
このことを言っていたのか、と隣のチェシャをみるとニタニタの顔。
多分前に鳴った警報のシステムとか、そこらへんを弄るんだろう。
私と違ってこいつはデジタルに強い。
「ま、お兄ちゃんに任せときにゃさいよ」
「・・・何かあったら全部こいつの責任ってことにして構いませんので」
得意げな顔をするチェシャの頭を鷲掴んで二人揃って頭を下げた。
「よろしくお願いします」
そう言ったAに、根津は静かに頷いて「応援してるよ」とその柔らかそうな手で頭をぽんぽんと撫でる。
「さあそろそろ昼休みもおしまいだ。授業に遅れないようにね」
「・・・はい、失礼しました」
二人は手を振る根津と相澤に会釈をして校長室を後にする。
そんな帰り道、教室に戻り始めて少し空いてきた廊下を歩くAの顔は強張っていた。
(肉球・・・だと？)
鼠じゃないのか。
まだ頭に残るその妙に心地のいい感触に、衝撃の事実を発見していた。
＿＿＿
もしトリップ後、チェシャに出会わず喰種として生きてたら。
というIF物語を思いついた今日の夜。
敵として大暴れするんだろうな。多分チートになる。
徹底的に悪役にしたいから明るい未来がない。
でも書いてみたい気もする。
鏡の国のStraySheep的な題名で。
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ゆあ - すみません。いくら探してもツイッターのアカウントが見つけられないんです。どうやって探せばいいんですか？ (2019年9月5日 21時) (
レス) id: b0f6bda559 (このIDを非表示/違反報告)
有栖(プロフ) - めっさ面白い！続きが見たいいぃぃぃぃ!!!!! (2018年9月9日 0時) (レス) id: e65e94b2de (このIDを非表示/違反報告)
小幸(プロフ) - 面白かったです！これからも頑張ってください！！リアルの方でも頑張って！！ (2018年5月18日 2時) (レス) id: 4d03ac968f (このIDを非表示/違反報告)
白ちゃん - 作者様愛してます！この話大好きです！更新頑張ってください！ (2018年5月4日 21時) (レス) id: a5c2574b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ておどーる | 作成日時：2018年4月7日 0時
