【underfell】願ったら叶った【トリップ】

交渉 ページ4

「…はぁ？殺す前に三つの質問に答えろぉ？？？」

『そう、おねがいっ！！』

フラウィーが呆れた顔でこちらを見てくる。

「なんで僕がそんなことしなくちゃならないのさ」

『お願いっ！』

「…まぁいいけど。どうせ死ぬんだし」

っしゃぁ！

『じゃあまず質問1、ここはアンダーフェル の世界ですか？』

「そうだよ」

そっか、やっぱりあの時流れ星に願ったのが叶ったんだ。

…そんなの、非現実的だけど。

でも、フェルサンに会えるならいいか！

『じゃあ次、私は何番目に落ちてきた人間ですか？』

「8人目」

ふーん、そっかぁ、8人目…。

『ん！？8！？私8なの！？』

てっきり7かと思った…。

え、じゃあフリスクに会えるってこと…？

やった！！！！！

フリスクって話したりしてる描写がないから、一度話してみたいって思ってたんだよね。

「因みに、フリスクはいないよ」

『…え？』

さっきより何オクターブも低い声でフラウィーが告げる。

さっきまでの楽しい気持ちが一気に沈んでいく。

どういうこと…？

「…殺されたんだよ」

『…っ、？』

思わず息を呑む。

殺された？フリスクが？いったい誰に？なぜ？

疑問は増えるばかり。

「……アズゴアさ」

『…え、じゃあ…』

地下世界には、もう誰もいないはずでは？

フラウィーがここに残っているだけ？

「でも、バリアは破られなかった」

『…な、んで？』

「取り込んだんだよ…ソウルを」

『ちょ、ちょっと待ってよ！アズゴアがソウルを飲み込んだらバリアは壊れるはずでしょ？？？な、なんでバリアが破られなかったの…？』

も、もしかして、私がここにトリップしてしまったことによって、タイムラインが狂ってソウルを7つ取り込んでもバリアが破られなかったとか…？

「…アズゴアがソウルを取り込んだなんて、誰がいったの」

フラウィーの遠回しの言い方がもどかしい。

だけど……その言い方は…。

『アズゴアじゃない“誰か”がソウルを取り込んだってこと…？』

「そうだよ」

その、誰かって誰…？

「………だよ」

『…ぇ？』

「サンズだよ」

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