無個性ヒーロー 弐

「あ、とど…焦凍くん。」轟「まだ慣れねえか？」「うーん、まあ、何時かは慣れるよ。」轟「ああ…でも、」「ん？」轟「なるべく早く…頼む。」「…( 可 愛 い )」 ページ7

敵「射撃隊、いくぞぉ！！」


そういって一斉に構え、攻撃してこようとする敵。

しかし、個性が発動することはない。

だって、先輩がいるもの。



先輩は捕縛武器を使い、敵を倒していく。やはり、個性を消すというのはかなり強い。


敵「消すぅ〜！？へっへっへ、俺らみてぇな異形型のも消してくれるのかなぁ！？」

相澤「いや無理だ。」


バキッという音と共に、敵の顔へ拳がめり込んだ。うわ痛そう。


「先輩の個性は、発動系、変形系に限られてる、よっ！」


私も、敵を倒す。なんか雑魚ばっかだな…即席チームみたいな感じ。


死柄木「肉弾戦も強く…その上ゴーグルで目線を隠されていれば“誰を消しているのか”わからない。」


ボソボソと分析していく死柄木さん。


死柄木「集団戦においてはそのせいで連携が遅れをとるな…なる程。」


どうやらかなり分析能力が高いらしい。



死柄木「それに…、Aも厄介だなぁ…【無個性】だから個性に頼る事もなく己の強さだけで戦ってる…かっこいいなぁ…！！

嫌だなプロヒーロー、有象無象じゃ歯が立たない。」

「お褒め頂き光栄ですっ！ああもう、雑魚鬱陶しい！！」


主犯格と思われる、死柄木さんに近づこうとするが如何せん雑魚が鬱陶しい。

倒しても倒しても押し寄せてくる。


黒霧「…では、そろそろ。」


靄状の敵が死柄木さんに何かを伝えると、一瞬にして私たちの目の前から消えた。


黒霧「させませんよ」


…！！

しまった、先輩の瞬きの瞬間に…！


でも…、向こうには13号さんがいる…。頼んだんだ、信じよう。

いまのうちに、死柄木さんの所へ…！！



「っ、死柄木さんっ！！！」


死柄木「やだなあ、A。いつもみたく名前で読んでよ。」



「…え？」

死柄木「やっと、やっと、本編で会えた…。」「いっつもゲームだもんね。」死柄木「ああ、もう俺お前不足で死ぬかと思った…。」「んな大袈裟な…」→←「あー、シリアスぅ」オールマイト「HA HA HA ！PERSONALITYはシリアスムードが嫌いかな！？」「あ、先輩。うーん、嫌いというか…苦手？です。」オールマイト「そうか！まあ、笑顔の方がいいよな！！」「…はい。」

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