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うらたside
『すごく迷惑かもしれないんですけど…』
俺は、周りに誰もいない
というシチュエーションを作り出した
そうしないと榴依さんが困るからだ。
榴依さんは焦ったような顔をした後
なぜか、少し微笑んだ。
…言ってもいいのか?
じゃあ、
『蒼井さんって…
…榴依さんですか?』
あぁ、聞いてしまった、
彼女はなんて返事をするんだろう
そうです、って肯定するのか、?
違います、って否定するのか、?
いや、もしかしたら本当に人違いかもしれない
彼女は、なんて、、
A「…はい。榴依やってます。」
…!
『えっ、なんだ、やっぱり、、』
A「え?や、やっぱり?」
…言っちゃっていいのかな、
引かれないかな、
『…俺さ、榴依さんのリスナーなんだ、…榴依族、なんだ。』
言っちゃった、
俺仲良くなるまではリスナーだってこと、
言わないでおこうと思ったのに…
弱い決意かよ…w
『俺、今まで榴依さんの歌、声、話す時の癖、ずっと聞いてきたから、』
やば、癖とか…変態か俺
『前ぶつかっちゃった時も、声聞いてもしかしたら、って思って』
A「そ、そーなんですね、榴依族になっていただいてありがとうございます。
…あの、浦田先輩、もしかして、、
うらたぬきさんですか?」
…え?
、榴依さんに、うらたぬきと言われたぞ
俺!どーする!
いや、そんなの返事は1つに決まってる。
『はい。うらたぬきです。
榴依さん大好きです。ずっとずっと好きです』
…言ってしまった、
何してんだ、俺。興奮しすぎだろ、
…まぁいいか、
本当のことだし、今しか言えねぇし
A「えっと、はい、ありがとうございます」
…ん?ありがとうございます!?
とは、どっちのだ
にしても、うらたぬきである俺に好きって言われて顔色ひとつ変えない。
…俺推しにならないかな、
こたぬきにならないかな、
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作者名:るいるい | 作成日時:2018年11月24日 22時