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97話 ページ48

『新たなる挑戦?絶対合うと思うんだよね!ワインもいいけど日本のお酒でやってみたいんだ』

そうすれば零も喜んでくれると思うんだよねー

あの人日本が好きすぎるからねー

「本当、なにも変わらないなぁ」

『ん?なにか言った??』

「なんでもないよ。じゃぁ会計しに行こうか」

『うん!』

会計をすまし家に帰る


昼食を済ませ自室へ行き打ち合わせの日程を組む

『では、明日でお願いします。はい、では失礼します』

ふぅ・・・

とりあえずこれでよし

あ、そうだ。ジョディーさんに連絡しないと・・・・

ジンさんについても話しておいたほうがいいよね??


pipipipi

〈もしもし?みなみ?どうしたの?〉

『うん。ちょっとね、しばらく友人の家にお世話になることになっちゃって・・・・』

〈え?どうして?なにかあったの??〉

『実は・・・・』

〈ええええ?!あのジンに会ったぁぁぁぁぁ!!??〉

キィィィィィン

『耳が・・・・』

〈どうしたのかね?そんな大声を出して〉

〈ああ。ジェイムズ。みなみがジンと会ったって〉

〈!!それは本当か!〉

『ええ。高校3年生のときに助けた相手っていうのはジンなのは知っているよね?それで先日再会したんだ。それを知った友人がここでしばらく保護するって』

〈て、いうことは同居人は・・・〉

『まぁ・・・あ』

スマホを取り上げられる

「FBIか?」

『あー』

「・・・はぁ。まぁ仕方がないか。俺が責任取る。はじめまして。警視庁公安部の諸伏景光です。みなみの友人です。事情は聴いた通りです」

〈変わってくれ。私はFBIのジェイムズ・ブラックです。ありがたいことですが彼女は我々FBIの関係者です。我々に守りますのでこちらへ渡していただきたい〉

「それはできかねます。我々公安は否、俺たちは友人として彼女を守ります。あなたたちは今かなり忙しいと思うので」

『ちょっと!光!!』

「みなみは黙ってて。24時間彼女を守ることはできますか?」

〈・・・・〉

「沈黙は肯定とみなしますよ」

〈我々は彼女を守らないといけない。それが赤井君との約束だからね〉

「その約束を果たせなかったのにですか?」

〈・・・・・・〉

「とにかくしばらくはこちらで保護しますので」

〈わかった。だが、こちらも条件を出しても構わないか?〉

「条件?」

〈彼女は我々FBIの人間。自由に連絡を取り安否確認ができるようにすること。あと、自由に会うことができるようにすること〉

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作者名:みなみ | 作成日時:2021年6月3日 21時

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