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90話 ページ40

「警察庁は今慌てている。もしかしたらやつらがハッキングしてきたんじゃないかって。お前はやってはいけないことをしたんだぞ!!」

「うん。そうだね。それはいけないことをしたんだよ?・・・・なにを調べていたの?」

『・・・・・教えない』

「みなみ!!」

『二人が隠していることを話すまで教えない!』

そう言って二人の間をすり抜ける

「みなみ!!」

マンションを飛び出し走った

私悪くないもん!

しばらく走って近くの公園で休む

はぁ・・・・

また喧嘩しちゃった・・・・

落ち込んでいると

「みなみさん??」

昴さんがそばに近寄ってきた

「どうかしたんですか?また・・・喧嘩したんですか??」

『昴さん・・・・』

「話聞きますよ。って裸足じゃないですか!」

あ、そういえば靴も履かずに飛び出したんだっけ??

『・・・・・痛い』

血も滲んでいて痛かった

「まったく・・・あなたはちょっと抜けているところありますよね?」

『死んだ幼馴染からは天然って言われました』

「そうだと思いますよ・・・・はい。これでよし」

ハンカチで軽く処置してくれた

『ありがとうございます!』

「どういたしまして。それで今度はどうしたんですか??」

『実は・・・・』

さっきの出来事を昴さんに話した

すると彼はため息をついた

「それはみなみが悪いですよ・・・勝手にハッキングするから・・・」

『でも話してくれない彼らも悪いと思いません??』

「それには理由があるんでしょう。隠していることもみなみさんを巻き込まないようにとの配慮でしょうね」

『‥‥』

「私が彼らと同じ立場だったらそうしていたと思いますよ。彼らにとってあなたは大切な友人なんです。巻き込みたくないと思うのが普通かと思いますよ」

『なにも話してくれないのも?』

「ええ。おそらく」

巻き込まないようにかぁ・・・・

『たぶんそれ無理だと思います・・・・』

その組織について調べちゃったし・・・

そういうと昴さんが私の肩をつかんだ

「何を調べたんですか!その組織の!」

『え?昴さん??』

急にどうしたの??

「答えてください!」

『あ・・・・っ』

怖い

昴さんが・・・・

私そんな危険なことをしたの??

誰か教えて・・・・

「みなみさん??みなみ!!」

そのあと気を失い倒れた

「「みなみ!!」」


薄れゆく意識の中二人の声が聞こえた気がした

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作者名:みなみ | 作成日時:2021年6月3日 21時

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